オンラインカジノのバカラやルーレットなどで使える攻略法として、最も有名なものといえばマーチンゲール法です。しかし、マーチンゲール法をめぐって、こんな噂を聞いたことはありませんか?
「マーチンゲール法はカジノで禁止されている」
この噂がもし本当なら、マーチンゲール法を使うと資金が没収されたりアカウントを凍結させられるかもしれません。本当にマーチンゲール法はカジノで使ってはいけないのでしょうか?
この噂を解明すべく、当ページでは、そもそもマーチンゲール法とは何か?といった基本的な情報から、各カジノの利用規約でマーチンは禁止されているのか、「マーチンのせいで出金が拒否された」という口コミは本当なのか…といった疑問について徹底解説します!
この記事のまとめ
- SNSでは「マーチンゲール法は禁止されている」という声と「マーチンゲール法を使っても問題なく出金できている」という二極した投稿がある
- 実際はほとんどのカジノで禁止する規約はないが、一部では利用規約で制限がかかっているカジノも存在する
- マーチンゲール法に限らずシステムベットを利用する際は、必ず利用規約を確認するかサポートに確認の上使う事を推奨
この記事はおよそ 5分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
マーチンゲール法に関するSNSの投稿
「マーチンゲール法」とは、オンラインカジノのバカラやルーレットといったテーブルゲームで利用できる攻略法(システムベット)です。
勝つとベット額の2倍の配当がもらえるゲームにベットして、負けたら賭け金を2倍にする、勝ったら元に戻す、という大変シンプルなルールとなっています。
これだけシンプルな賭け方なので、「マーチンゲール法」という名前を知らないまま使っている方もいるかもしれません。しかし、このマーチンゲール法が、オンラインカジノで禁止されているという噂があるようです。ツイッター(現X)の口コミを見てみることにします。
禁止されているという声
バカラもマーチンとか禁止やし
— しま 〜旅行行きたいの巻〜 (@shiiyan916) February 7, 2023
ルーレットってマーチンゲール禁止なの!?
おぢさんの夢終わった?— Yoooooooo!!!! (@OK658914river) February 3, 2023
ツイッターユーザーの口コミによると、マーチンゲールがオンラインカジノによって禁止されている、もしくはマーチンが禁止されていることを今知った…という内容の投稿が見受けられました。
いずれも2023年の投稿なので、「マーチン禁止」というのは昔の話ではなく、現在も噂されている内容であることが分かります。とはいえ、この投稿ではどのカジノがマーチンを禁止しているのか、といった情報はありませんでした。
問題なく出金できるという声
今日は休みやけど
グレード勝負する金ないから
朝から一生マーチンしてたら
3万稼げたわ。
清々しい。事故る前に出金。 pic.twitter.com/2ZfAJK9wBT— Gレオン (@g_reon555) September 9, 2023
オポジットベットとか謎のマーチン禁止の出金拒否をまれに見かけるから怖かったけどすぐ出金されて安心した。。。
— てんてん@270万任意整理中 (@Blc5Lk) August 9, 2023
別のユーザーの投稿では、マーチンゲール法を使ってカジノを遊んだものの、問題なく出金できたという声も見受けられました。
少なくとも、全てのオンラインカジノでマーチンが禁止されているというわけではないようです。また、こちらを投稿した方々はそもそも「マーチンがカジノで禁止されている」という噂を認知していないと考えられます。
マーチンゲール法禁止のカジノは本当にある?実際に確認してみた
それでは、本当にマーチンゲール法が禁止されているオンラインカジノは存在するのでしょうか?今回はベラジョンカジノ・カジノシークレット・遊雅堂・リリベットの4つのオンラインカジノに対し、当サイトが調査した結果について解説します。
マーチンゲール法はカジノになぜバレる?
オンラインカジノでは、違法組織の不正利用(マネーロンダリングなど)を防ぐ目的から、以下のような行動を「不正行為」として処分することが利用規約によって決められています。
- ローリスクベット(プレイヤーにとって負ける確率が非常に低いベット手法。ルーレットで35点にベットするなど)
- 2ティアベット/オポジットベット(二重掛けで損失を少なくする手法。バカラでプレイヤーとバンカーに賭けるなど)
そのため、カジノから出金申請を行った際、どのような賭け方を行っているのかについては逐一チェックされます。そのため、マーチンゲール法を使っていた場合必ず判明するような仕組みになっているということです。
ちなみに出金時間が非常に早いカジノも、こういったチェックをやっていないわけではなく、機械的に賭け方をチェックして問題がないと判断された場合に出金処理が行われます。
ベラジョンカジノ
ベラジョンカジノでは、マーチンゲール法は禁止されていません。
ベラジョンカジノのサポートに問い合わせてみたところ、ゲームで禁止されている賭けについては利用規約に記載があるため、それ以外の賭け方については原則規約違反には該当しない、と説明されました。
利用規約にはマーチンゲール法を禁止する旨が書かれていなかったため、マーチンゲールを自由に利用することができます。
カジノシークレット
カジノシークレットにおいても、マーチンゲール法は禁止されていません。カジノシークレットでは、利用規約の「B – ユーザーアカウント」59.1 に以下のように記載されています。
59.1 マーチンゲールベットテクニックは当社のウェブサイトにおいて認められています。
引用元:カジノシークレット 利用規約「B – ユーザーアカウント」
名指しでマーチンゲール法の利用をOKとしているため、これは当然禁止されていないと言えるでしょう。
遊雅堂
遊雅堂においても、マーチンゲール法は禁止されていません。
遊雅堂では不正行為として2ティアベット、アカウントを複数持つ行為、ボーナススタッキングなどを挙げていますが、マーチンゲール法を含むシステムベットの利用について禁止している条項は見当たりませんでした。そのため、マーチンゲール法を利用しても問題なく出金が可能です。
リリベットカジノ
リリベットカジノでは、マーチンゲール法を利用してボーナスを消化した場合、利用規約に違反する可能性があります。
リリベットの利用規約(3.6.3)において、ボーナス消化中の禁止行為と判断される賭け方を以下のように定めています。
– ライブカジノでの全額ベット、マーチンゲール法、パーレー法といった変則的ベットを計画的に使用する行為
– ローリスクベット(複数および全ての結果にベットすることで負けのリスクを低くする賭け方。ルーレットでの複数賭けは最大17点以下まで可能。)
– オポジットベット・ルーレットにおける赤黒賭け
– 二重賭け・2ティアベット
(後略)
引用元:リリベットカジノ 利用規約(3.6.3)
そのため、例えば負けが込んでついついマーチンゲールをしてしまった、といった場合には規約違反にはならないものの、マーチンを計画的に使って連勝する、といった行為については利用規約に抵触する可能性があるため注意しましょう。
ちなみに、では「リアルマネーを使ってプレイしている時も適用されるのか?」についてはサポートに直接聞いてみました。
確認したところ、リアルマネーでのプレイに利用規約は適用しない(オポジットベット・2ティアベットを除く)との事でした。マーチンゲール法を含め、システムベットを自由にご利用いただけます。
マーチンゲール法が原因?出金拒否事件
ここまでマーチンゲール法を禁止しているカジノについて調査してきましたが、多くのカジノでは禁止されていない、一部のカジノでは利用規約に書かれている場合もある、といった形であり、少なくとも「マーチンがカジノで禁止されている!」というほどの状態ではないということが分かりました。
しかし、ここまでカジノプレイヤーの間でマーチンゲールが禁止されているという噂が広がったのは、過去に「マーチンゲール法を使ったら出金拒否された!」という口コミが注目を集めたから…と言われています。
これはひどい、、、
マーチン→禁止はおかしい
マーチン禁止→マーチンしてない
ボーナスでの不正ベット→ボーナスもらってないいやまあ、こんなん純粋に「不払い」でしょう
単にひとの金を盗んでいる泥棒ですよ #10betは泥棒— おるつ (@orzcasino) June 23, 2020
現在は賭けっこリンリンに名前が変わった10betというオンラインカジノでは、マーチンゲール法を使ってプレイしたユーザーが”出金を拒否されてしまった”という口コミが話題となりました。
一応、10betではマーチンを禁止している…という口コミもあったはあったのですが、ほとんどのユーザーがマーチンを使って遊んでも普通に出金できた、という口コミをツイッター(現X)や2ch(現5ch)などで残しています。
いや僕も10BETでマーチンなんて当たり前に使ってますが高額出金もサクサク出てきますけどね?❓たぶんRT元のプレイヤーは何かしら不正プレイがあったのではと推察されますね?
— ミズキ? (@mizuki__0617) June 20, 2020
この騒動で10betが物議を醸す事態になったものの、実際のところ「マーチンゲール法が禁止されているのではなく、他のベット方法(オポジットベット、2ティアベットなど)が問題視されているのではないか」という結論に落ち着き、事態は沈静化しました。
しかし、この話が一人歩きした結果、「マーチンゲール法をオンラインカジノで使うと目を付けられるから使わない方が良い」という噂話がささやかれるようになった、と言われています。
賭けっこリンリンではマーチンゲール法は禁止されていない
元10betである賭けっこリンリンでマーチンゲール法の利用可否について確認したところ、マーチンゲール法を含め全てのシステムベットに対し、特に制限を行っていないという趣旨の回答を得ることができました。
また、賭けっこリンリンの利用規約においても、「勝率が95%を超える賭け方」については規制があるものの、マーチンゲール法をはじめとするシステムベットについては記載されていませんでしたので、マーチンゲール法は十分利用できるということができます。
もし賭けっこリンリンで出金が拒否されてしまった場合、マーチンを利用したこと自体が咎められているというよりも、他の利用規約に抵触している可能性が高いと言えます。詳しい内容についてはカスタマーサポートにお問い合わせください。
結論!マーチンゲール法はほとんどのカジノで禁止されていない
負けた時にベット額を2倍にする攻略法・マーチンゲール法は、ほとんどのオンラインカジノで利用することができるものの、一部カジノでは「ボーナスでの意図的な使用は禁止」など利用規約で制限がかかっている場合があります。
ローリスクベットの一環として規約違反となってしまう可能性も否定できないので、システムベットを利用する際は必ず利用規約を確認するか、カスタマーサポートに禁止されていないかを確認の上お使いになるのがおすすめです。
また、「〇〇カジノで出金が拒否された!このカジノは詐欺だ!」という口コミは、残念ながらほとんどが本人が何かしらのミスを行っているか、利用規約に違反しています。もし本当に詐欺カジノであれば、すぐにライセンスが剥奪されますので簡単に見分けが付きます。
そのため、Twitter(現X)などのツールを使って情報収集するのは良いのですが、本当にその情報が正しいのか?という点は常に気を付けて利用するようにしましょう。
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
界隈でも有名な攻略法であるマーチンゲール法は、実際に活用した事がある方も多いのではないでしょうか。今回は、マーチンゲール法を使うとカジノからペナルティがあるのかについて調査と解説をしていきます。