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オンラインの人気テーブルゲーム「ブラックジャック」において、A(エース)は最強のカードと言えるでしょう。「1」としても「11」としても数えられるユーティリティプレイヤーであり、10カードや絵札と組み合わせればナチュラルブラックジャックという最強役になります。

そのため、自分がAを持っているときはかなり積極的に勝負した方が期待値が高くなり、逆にディーラーがAを持っている時は慎重に行動するのが望ましいと言えるでしょう。

このページでは、ブラックジャックにおける「A(エース)」の特徴やカウント方法、Aを持っていた場合どのようにアクションすべきか、などについて解説します。

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(ウィナーズクラブ管理人)

ブラックジャックのA(エース)は他のカードとは違い、1または11といった特別な数え方ができるため、1枚でも手元に来た際は「ソフトハンド」と区別して呼ばれます。また、ソフトハンドは通常のベーシックストラテジーではなく専用のチャートが用意されています。11とカウントする場合という条件が付きますが、適切な戦略でより勝率を高めましょう。

この記事のまとめ

  • ブラックジャックのA(エース)は【1・11】でカウントできる最強カード!
  • A(エース)を引いた時は「ソフトハンド」のストラテジーチャートを確認する
  • A(エース)のペアは必ずスプリットするべき!ただし注意点もある
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この記事はおよそ 10分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう

目次 開く
ブラックジャックのA(エース)の特徴
ブラックジャックのA(エース)の扱いとカウント方法

【1・11】でカウントされる
A(エース)が手札にある時:ソフトハンドのストラテジー
ブラックジャックでA(エース)が最強である2つの理由

一番強い役「ナチュラルブラックジャック」が期待できる
Aが2枚揃ったときの「スプリット」は大チャンス
ディーラー側がA(エース)を持っている場合の戦略
ブラックジャックのエースについてよくある質問
まとめ

ブラックジャックのA(エース)の特徴

ブラックジャックのA(エース)の特徴

ブラックジャックのA(エース)には、大きく分けて2つの特徴があります。

特徴①:Aは「1」と数えても「11」と数えてもOK

ブラックジャックにおいてA(エース)は、「1」と「11」どちらでも有利な方で数える事ができます。その為、より21に近付ける(もしくはバストになりにくくなる)メリットがあります。

特徴②:最強役「ナチュラルブラックジャック」が成立できる

「A」と「10・J・Q・Kのいずれか」を組み合わせると、ブラックジャックの最強役である「ナチュラルブラックジャック」が完成します。相手もナチュラルブラックジャックでない限りは絶対に勝つことができます。

以上の理由から、Aは他のカードと比べても重要度が非常に高いカードと言えるでしょう。

ブラックジャックのA(エース)の扱いとカウント方法

ブラックジャックのA(エース)の扱いとカウント方法

ブラックジャックの数字の数え方は、2〜10の場合は数字の通り、J・Q・Kの場合は「10」としてカウントされます。しかしA(エース)については数え方が2通りあり、どのように数えるかのルールについても定められています。続いて、Aのカウント方法について解説します。

【1・11】でカウントされる

【1・11】でカウントされる

ブラックジャックでは、Aは「1」もしくは「11」で数えられます。これは自分に有利なようにカウントしてOKです。簡単に言えば、「Aを11と数えた時にバストしないなら11、バストしてしまうなら1と数える」ことができます。以下の見出しで具体的な例を挙げて説明していきます。

【1・11】どちらでも数えられる場合

【1・11】どちらでも数えられる場合

例えば「A」「7」の組み合わせの場合、Aを1として「8」とも、Aを11として「18」とも数えることができます。そのためテーブルには「8 / 18」と表示されているはずです。

スタンドを選択すると自動的に「18」としてカウントされます。これはディーラーでも同様で、自分に有利なように「18」としてプレイヤーと戦います。

【1・11】で自動的に数えられる場合

【1・11】で自動的に数えられる場合

Aを「1」として自動的にカウントする場合

「A」「7」からヒットをした後「5」が出ました。この場合、「11」としてカウントすると合計数字は11+7+5=23となりバストしてしまうため、Aを1として「13」とカウントします。「11」としてカウントした時にバストになる場合は、A=1としてカウントすることになります。

Aを「11」として自動的にカウントする場合

Aを11としてカウントすると、合計が21になる場合は必ず「11」としてカウントします。例えば「A」「7」「3」の組み合わせの場合、本来は1+7+3=11、11+7+3=21のどちらかを選択することになりますが、この場合は必ず「21」として強制的にスタンドという扱いになります。

これは最初の2枚がナチュラルブラックジャックである場合も同様です。「A」「J」などの組み合わせだと合計数字が「11、21」のどちらかになりますが、強制的にナチュラルブラックジャックとなるのでヒットやダブルダウンなどは選択できません。

手札(ハンド)に2枚以上ある場合

手札(ハンド)に2枚以上ある場合

ハンドにエースが2枚以上存在する場合、2枚ともAを11とカウントすると11+11=22となり絶対にバストしてしまうため、合計数字によって2つのパターンに分けられます。

1枚を「11」とし、残りのAを「1」と数えるパターン

例えば「A」「A」「7」という組み合わせの場合、1枚だけAを11とカウントしてもう1枚のAを1とカウントすると、合計数字は11+1+7=19となります。この状態でスタンドとした場合は「19」とカウントされます。

全てのAを「1」と数えるパターン

例えば「A」「A」「10」という組み合わせの場合、1枚だけAを11とカウントしても11+1+10=22となりバストになります。よってこの場合は1+1+10=「12」としてカウントすることになります。

A(エース)が手札にある時:ソフトハンドのストラテジー

A(エース)が手札にある時:ソフトハンドのストラテジー

ブラックジャックでは、A(エース)が含まれるハンドを「ソフトハンド」といい、Aを含まない「ハードハンド」と区別して呼ばれています。Aは1としても11としても数えることができ、数字を柔軟(ソフト)に変えられるから、という意味でソフトハンドと呼ばれます。

ソフトハンドの場合、ヒットしてもバストすることがないためプレイヤーは積極的に攻めることができます。

例えばディーラーのアップカードが5・6の場合、A-8以上の組み合わせを除くと必ずダブルダウンをする方が期待値が高いとベーシックストラテジーに記載されており、かなり勝ちやすい手であることがわかります。

なお、Aを「1」としてカウントする場合、「ハードハンド」の手になりますのでご注意ください。

ブラックジャックでA(エース)が最強である2つの理由

ブラックジャックでA(エース)が最強である2つの理由

ブラックジャックにおいてA(エース)は最強のカードと言われています。もちろんAが1とも11とも数えられるから、というのもあるのですが、Aは他のカードと組み合わせることによってより有利に勝負することができるカードとなっているのです!

次の項目ではAを使ったカードの組み合わせについて解説します。

一番強い役「ナチュラルブラックジャック」が期待できる

ナチュラルブラックジャックの組み合わせが一番強い役

「ナチュラルブラックジャック」とは、最初の2枚のカードが「A+10カード(10・J・Q・Kのいずれか)」の組み合わせのことを指します。

ナチュラルブラックジャックを達成した場合、ディーラーもナチュラルブラックジャックでない限りは必ず勝利となり、なおかつベット額の2.5倍もの配当を獲得することができます。通常の勝利だと配当は2倍なので、普通に勝つより多くの賞金が貰えるというとてもお得なカードとなっています!

1枚目にAが来れば高確率でナチュラルブラックジャックになるので大チャンス! もちろん1枚目が絵札+2枚目がAでもOKです。

Aが2枚揃ったときの「スプリット」は大チャンス

2枚ペアで揃ったときのスプリットは大チャンス

プレイヤーにAが2枚来た場合、それぞれのカードを1枚ずつ分けて2つのハンドとして勝負する「スプリット」を選択することができます。

Aペアのスプリットについては、ディーラーのカードが何であったとしても大チャンスです! ヒットなどはせず、必ずスプリットするのがおすすめです。

次のカードは「10カード」である確率が最も高いので、Aをスプリットすると「A+10カード」の組み合わせでナチュラルブラックジャックになる大チャンス!

その代わりAペアは特殊ルールが適用され、「スプリットしてから1枚しかカードを追加できない」「ナチュラルブラックジャックについては通常の21点と同じ扱いとする(=2.5倍の配当は獲得できず通常勝利となる)」というデメリットもあります。

とはいえ、デメリットによるマイナスの期待値を差し引いてもスプリットは絶対にすべきと言えるでしょう。

ディーラー側がA(エース)を持っている場合の戦略

ディーラー側がA(エース)を持っている場合の戦略

最初にディーラーに配られる2枚のカードのうち、1枚目の見えているカードを「アップカード」と言います。アップカードが「A」である場合、これはかなりプレイヤーに不利だと言えるでしょう。

そもそもナチュラルブラックジャックである確率がかなり高く(30%程度)、そうでなくともバストはかなりしにくいです。

計算上、ディーラーの1枚目が「A」だった場合、ディーラーがバストする確率は11%程度だと言われています。そのため、プレイヤーはある程度リスクを負ってでも自分のハンドを育てる必要があると言えるでしょう。

ところで、ディーラーのアップカードがAの場合、「インシュランス(インシュアランス)」を選択することができます。

賭け金の半分を支払ってインシュランスを選択すると、もしディーラーが実際にブラックジャックだった場合でも、ゲームを引き分けにしてくれます。しかし、ディーラーがブラックジャックでなかった場合は追加の賭け金が没収され、通常通り勝負が行われます。

インシュランスを選択すべきか否かについては、以下のリンクからインシュランスについて解説した記事をご覧になると便利です。

ブラックジャックのエースについてよくある質問

エースはなぜブラックジャックで重要なカードなのですか?

エースはブラックジャックで最も柔軟性があり、1または11のどちらとしてもカウントすることができる唯一のカードです。

これにより、プレイヤーはより多くのハンドの組み合わせで勝つチャンスを持つことができ、特に「ナチュラルブラックジャック」を形成する際に重要な役割を果たします。

エースが2枚ある場合、常にスプリットすべきですか?

一般的には、エースのペアはスプリットするのが最善です。2つの強力なハンドを作る機会が得られ、ナチュラルブラックジャックのチャンスが2倍になります。

またエースのペアをスプリットした後は、それぞれのエースに対して追加のカードを一枚だけ引くことができます。この場合、10のカードを引けば強力なハンドになりますが、10以下のカードを引いた場合でもこれ以上のアクションはできません。

ブラックジャックではエースとジョーカーどちらが強いですか?

まずブラックジャックでは、ジョーカーは通常使用されません。

ブラックジャックでは、ディーラーに勝つために手札の合計ができるだけ21に近くなるようにカードを引く必要があります。最も重要なカードの1つはエース(A)で、1または11として数えることができ、非常に柔軟性があります。

そのため、エースはブラックジャックで最強のカードとされています。

ブラックジャックでエースの価値を最大限に活かすにはどうすればいいですか?

エースの価値を最大限に活かすには、ベーシックストラテジーを学び、それに従ってプレイすることが重要です。

また、テーブルのルールや現在のハンドの状況を常に考慮し、エースを最も効果的に使用する方法を判断する必要があります。

まとめ

ブラックジャックにおいて「A」は1とも11とも数えられる最強カードであり、10カードや絵札と組み合わせればナチュラルブラックジャックにもなるため他のカードと比べると重要度が段違いのカードとなっています。

そのため、自分がAを持っている場合は積極的に勝負し、相手がAを持っている場合はバストを願うよりもリスクを負ってでも自分のハンドを育てるのが重要と言えるでしょう。

ストラテジーチャートにおいても「A」が含まれるハンドは「ソフトハンド」と呼ばれており、積極的にダブルダウンして利益を増やす大チャンスとなっています!Aを含んだハンドを有利に使っていくことによって、飛躍的に勝率アップを狙ってみてはいかがでしょうか?

投稿者 eldoah