「インカジ」と「オンカジ」は、インターネットを介したギャンブルサービスですが、その性質や法的な扱いには大きな違いがあります。
「インカジ」(インターネットカジノ、闇カジノ)は違法であり、過去の摘発事例も多く報告されています。一方、「オンカジ」(オンラインカジノ)は合法的に運営されているケースもありますが、その詳細や法的な立場は国によって異なります。本ページでは、これらの違いと関連する事例について詳しく解説します。
- インカジ・オンカジの明確な違いと特徴
- インカジで実際に客や運営元が逮捕された事例
- 海外で運営されているライセンスを持ったオンカジ情報
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インカジとは何なのか?その仕組みと実態
インカジの摘発事例
インカジが危険な理由
オンラインカジノの現状と不正対策について
インカジは違法!近寄らないように
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「インカジ」も「オンカジ」もどちらも「怪しそう…」というイメージが拭えませんよね。でも実際はオンラインカジノを知るとインカジとオンカジには大きな違いがあります。危険なインカジではプレイしないように注意しましょう。
インカジとは何なのか?その仕組みと実態
時折、テレビや新聞で「インターネットカジノ店が摘発されました」といった報道がなされることがあります。
このインターネットカジノ店を略してインカジと呼びますが、オンラインカジノことオンカジによく似た言葉とあって、混同されがちです。
しかしながら、その実態は異次元の如く異なるものであり、オンカジが大丈夫ならインカジも平気だろうと高を括って関わってしまうと取り返しのつかないことになります。
そんな「インカジ」と「オンカジ」の違いについて、解説していきます。
インカジ=闇カジノ・違法に運営している店舗型カジノ
「インカジ」の運営は、どこの公的な許可も得ずに営業しているインターネットカジノ店です。
もちろん日本国内でこういった営業が許されるわけもなく、完全に違法な存在です。
インカジと似たようなものに「闇カジノ」と呼ばれるものもありますが、何を利用して賭博行為を行っているかの違いだけであって、ほぼ一緒と考えてもらって構いません。
「インカジ」と「オンカジ」の違いを比較
インカジとオンカジ、4文字中たった1文字の違いですが、その中身は営業形態からして全く別ものです。
まず、インカジの方が実際の店舗内でカジノゲームを遊ぶのに比べ、オンカジは自分のPCかスマホで海外のカジノゲームを遊ぶことになります。
さらに言ってしまえば、運営がライセンスを取得しているところが行っているのかどうか、第三者機関による不正の有無を監視しているのか、といった違いがあり、インカジの方はプレイヤーのことが守られていないアンフェアな環境がむき出しというのが問題点です。
インカジ | オンカジ | |
---|---|---|
サービスの業態 | 実際の店舗でカジノゲームを遊ぶ | ウェブサイト上でカジノゲームを遊ぶ |
運営者(団体) | 営業許可を得ていない日本の店舗 | オンラインカジノ合法国でライセンスを取得している海外企業 |
払戻の方法 | 店舗内で現金で換金する | 決済サービス(銀行送金など)を利用して換金 |
使用ソフトウェア | 不正の有無は不明 | 第三者機関の承認を得た不正の無いゲームを提供 |
スクロールしてご覧いただけます→
インカジはどこにあるのか?店の特徴は?
インカジは不特定多数の客を相手にします。
人の流れが極めて激しい目立つ場所に堂々と営業するには都合が悪く、全く誰もいないような僻地にあっても、見知らぬ人が多数出入りしてしまうことになるため逆に目立ちます。
繁華街から一本奥の路地に入った雑居ビルやマンションの一室でひっそりと営業しているケースが多いようです。
入り口には監視カメラが設置されていたり、入店時に疑り深く審査されたりします。 店内ではネットカフェのように仕切りられていて、置かれているパソコンでカジノゲームを遊ぶことができる仕組みになっています。
インカジで遊ぶと逮捕される理由とは?
日本では認可されたもの以外で賭博行為を働くと処罰の対象となります。
インカジはそういった許可が下りていることはなく、インカジ内にて客の立場で参加しただけでも逮捕される可能性があります。
その場合、刑法185条の「単純賭博罪(50万円以下の罰金、もしくは科料)」、また何度も賭博行為を行っていると認められれば刑法186条・第1項の常習賭博罪(3年以下の懲役刑)」が問われることになります。 一方、賭博する場を提供して儲けようとした側、いわゆる胴元に関しては刑法186条・第2項「賭博場開帳等図利罪(3ヶ月以上5年以下の懲役刑」が成立します。
実際に儲けたかどうかは関係なく、賭博場を開いた時点でこの罪に問われることになります。
オンラインカジノは海外で合法的に運営されているサービス
以上のように、インカジでお金を賭けてプレイしてしまうと逮捕されてしまう可能性があります。では逆にオンカジの方はどうなのでしょうか。
オンカジに関しては、運営会社が外国の企業であり、サーバー等も日本のものではなく、また、正規のライセンスを受けて運営していますので、違法性はないとも考えられます。
これは実際にランドカジノが許されている国へ赴き、遊んでも逮捕されないようなものです。
このようにインカジとオンカジは異なる存在だということはご理解頂けたと思います。
オンカジの世界にも正規のカジノを装った、非正規のカジノが運営しているところもあります。
非認可でのカジノでプレイした場合は犯罪となり得るので注意しましょう。
人はなぜインカジに手を出してしまうのか
インカジ(インターネットカジノ)に手を出してしまう理由は、闇の勢力によるギャンブル好きや金銭的余裕がある人への勧誘行為が続いていることがあります。
また、インカジでは勝利金の銀行口座履歴が残らず、税金を納めることなく全額を収入として隠すことが可能です。
このため、税金逃れを意図して利用する人もいます。このような背景が、多くの人々を違法なインカジに引き寄せています。
インカジの摘発事例
2023年1月東京・新宿歌舞伎町 インカジ「SEXY」摘発
最近で最もインパクトのある摘発は、場所は世界でも指折りの繁華街である東京都の歌舞伎町にあった「SEXY」の事例でしょう。
国内最大規模との報道があり、それが店舗の規模なのか売上額なのかまでは不明ですが、2005年から2023年1月までの間に何と500億円近くも売上げたとされています。
売上の一部は暴力団など反社会的勢力に流れていることもあり、その影響も考えると安易にインカジで遊ぶのは大変危険です。
2023年3月大阪・西天満インカジ「noah(ノア)」摘発
2023年3月には大阪の西天満にあった「noah(ノア)」が摘発されています。
これは店側の関係者が6人、客側で5人の合計11人が逮捕という事件です。
カーテンなどで仕切られたブースにパソコンが10台設置。客の現金をポイントに変換しそれを元にバカラやスロットなどで賭博させていたということですが、驚くべきは逮捕された客の状況です。 5人のうち4人は店内にいて現行犯の逮捕。
残る1人は店に出入りし、賭博行為を行っていたことが確認されたために、別の場所で逮捕されています。現行犯以外でも逮捕される可能性があるという、インカジに出入りすることがいかにリスクの高い行為であるかが分かる事例と言えるでしょう。
2023年5月名古屋・中区インカジ「e‐Sports」摘発
2023年5月には名古屋市中区にあったインカジ「e-Sports」店が摘発されています。
設置されていたのはパソコン7台で、オープンしてからおよそ1ヶ月半の間で手元に残っていたのは約300万円とのこと。
バカラを中心に少なくとも数千万もの売上があったのは間違いないと見られています。 この件では客側の逮捕者は出ていませんが、経営側の4人が捕まっています。
2023年12月鹿児島・インカジ摘発
鹿児島市の集合住宅内で運営されていたインターネットカジノ店で、客に賭博をさせたとして、店の従業員5人と客3人が逮捕されました。
この店では、海外から配信されるゲームに必要なポイントを販売し、換金も行っていました。客が購入したポイント総額は約1億3000万円、店の収益は約2600万円に上ると見られています。
インカジが危険な理由
インカジの摘発は情報や証拠が外に出辛く、摘発するにも相当ハードルが高いとのことです。
それでも、ニュースとして出てきているだけで相当なペースなのが実情。インカジは私たちが思っている以上にたくさん点在し、その分警察のマークも厳しいものとなっていると考えられるでしょう。 ここからはそんなインカジがどれほど危険であるのかを解説していきます。
逮捕され、前科が付く可能性がある
インカジに警察が踏み込んできた際に店内に居て賭博行為を行っていたら、その時点で現行犯逮捕となります。
前科が無く単純賭博容疑止まりであれば、執行猶予で済むことが多いのが実情とのこと。執行猶予ならおとなしくしていて満了すれば前科が付かないから平気だ…といった意見もあるようですが、執行猶予満了でも法的な前科は消えることはなく、社会的不利益を被る可能性が十分にあります。
また、先程の報道事例にもあるように、証拠があれば摘発時に店内に居なくても逮捕される可能性があります。このようにインカジに入り浸ることほどリスクが高いものはないと言わざるを得ません。立ち入らない以前に一切関わらないようにしたいものです。
店舗でプレイするため、勝ちすぎて襲われることも
インカジは表に出ることのない密室空間。
あまりにも大きく勝ってしまった場合、決して誇張では無く映画や漫画のシーンでよくあるように暴力で反故にされてしまうこともあります。
また、大金を持って出られたとしても、帰路に強盗に襲われてしまうリスクも跳ね上がります。
警察に被害を届けようにも、そのお金の出所はイリーガルなもの。泣き寝入りせざるを得なくなります。気持ち良く勝ったとしても、その後に物騒な展開がある可能性があるのです。
イカサマされる可能性もある
やはりイカサマをされてしまう危険性があるのが看過できないポイント。
明らかに不利になる結果ばかりが続き、不正が行われている状況でイカサマを指摘しても、そのイカサマが終わるとは考えにくいでしょう。
そして、しつこく食い下がったとしたところで、店舗側はこういう時のために用心棒を雇っているケースが多く、暴力的な行為に出られ、大怪我をさせられてしまうこともあります。こうなると泣き寝入りするしかありません。
裏社会に繋がっている場合が多く、悪い世界に引きずり込まれることも
インカジ摘発時のニュースには、決まり文句のように「売上の一部が暴力団などに流れたものとみられています」といった一文が添えられています。
このことからわかるように、インカジの経営と反社組織は表裏一体と考えてもよいでしょう。
そのため、カジノ行為とは別に何らかのトラブルなどを契機として、特殊詐欺や違法ドラッグ関連といった闇社会に引きずり込まれるリスクが指摘されています。
オンラインカジノの現状と不正対策について
オンラインカジノでも行われていること自体はれっきとした賭博ですので、何かしらの不良行為やイカサマが行われている疑惑はつきまといます。
ましてや、ライブゲームなどでは遠い彼の地で行われている結果によって当りやはずれが決定されるため、物理的、法律的な壁を盾にやりたい放題だろうという不安が持ち上がってくるのも当然と言えるでしょう。
とはいえ、実際に行われているのはむしろ逆。そういった不正を晴らし、健全性を確保するために様々な対策を行っています。
オンラインカジノでも優良カジノと不正カジノがある
そんなオンラインカジノ界も正直な話、数多あるカジノのうち優良なカジノとそうでないカジノが入り混じっているのが現状です。
しかし、その大半は前者であり、その判別方法は非常に容易。我々のようなカジノ紹介サイトを2つ3つご覧いただき、どこでも取り扱っているカジノであれば、不正対策が行き届く確たるカジノであると考えてもらって大丈夫です。
各国のライセンスを受けたオンラインカジノは安全
カジノは運営するにあたり、運営拠点を置く国からの発せられるライセンスを取得しています。
このライセンスに関しては優良オンラインカジノであれば確認することができます。
その多くはサイトトップページ下にあるので、カジノサイトに登録する前にチェックしてみましょう。
口コミや評判の高いオンラインカジノで遊ぶことが大切
それでも、やはり今一つ信用しきれない、何か欠点があるのではないか…そういった懸念は簡単に拭えないのも当然だと思います。
そういう時は気になるカジノをGoogleやSNSで検索してみるのもいいでしょう。要は口コミにも頼るというわけです。
その意見は肯定的なものもあれば、少なからず不満を含んだ否定的なものもあるはずです。
しかし、ここで大事なのは公正さと安全さについて、総合的に見て問題ないと思えるカジノで遊ぶことを重要視しましょう。
評判の高いカジノ【ベラジョンカジノ】
そんな口コミ等でも評判が高いのは業界最大手でもある「ベラジョンカジノ」。
そのシェアの大きさは信頼の表れであり、サービスを開始してから常にトップシェアをひた走っています。
オンラインカジノを始めるなら、何をさておきまずはベラジョンカジノを勧められるくらいです。 さらにファンの皆さんに愛され続けられるよう、ベラジョンカジノは各種サービスも日々進化中。入出金関連を含めて、安全面での信頼度No.1オンラインカジノです。
評判の高いカジノ【カジ旅】
ベラジョンカジノに負けず劣らずの公正さと安全さを誇るのが「カジ旅」です。
それ以外のサービス面でもオリジナリティが溢れているのが特徴。永久無期限で利用できるルビーを初め、RPGさながらにアイテムを手にすることできることも、遊び心満載で人気があるオンラインカジノの一つとなっています。
また、カジ旅はトレンドに乗ってスポーツベットにも注力しています。世界的なスポーツ大会に合わせたプロモーションからも目が離せません。
評判の高いカジノ【エルドアカジノ】
カジノサイトにはそれぞれ得意としている分野があります。駆け引きや読み合いなどを含めるとシンプルで奥が深いライブゲームは今日でも非常に人気のあるジャンル。
そんなライブゲームに強いのが「エルドアカジノ」です。 ライブゲームを楽しむならエルドアしかないと言わしめる理由は、そのVIPプログラム。 入出金で大金を動かすとなると制限がかかるカジノが多い中、エルドアカジノは一切の制限なし。
またローリングチップと呼ばれるリベートボーナスが高い還元率を誇っており、エルドアカジノの公平性と信頼性は、ハイローラーがこぞって集まっているという事実が証明していると言えるでしょう。
インカジは違法!近寄らないように
インカジとオンカジの違い、お分かりいただけたでしょうか。
たった一文字の違いですが、その中身は全く異なります。そして何よりも合法的な許可を受けて営業しているかどうかによって生じるものです。
これによりプレイヤーの受ける利益が守られ、安心してカジノを楽しむことができます。 受けられるはずの利益が反故にされる、逮捕されてしまう危険性、反社会勢力の取り込まれてしまうリスク、これだけ見ても到底健全なエンターテインメントとは言えません。
くれぐれもインカジには近寄らないようにしましょう。