で最も有名な攻略法である「」。
シンプルで分かりやすい賭け方が初心者にも扱いやすい攻略法ですが、過信しすぎて資金のショートに注意も必要です。
このページではマーチンゲール法の賭け方、実践結果を例にしたシミュレーションなどを解説していきます。

  • マーチンゲール法は2倍配当のゲームで使える
  • 負けたら勝つまで掛け金を倍にしていく攻略法
  • 手持ちの資金の枯渇やテーブルリミットに注意!

10分で読める記事です

この記事でわかること
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1
マーチンゲール法とは?

2
マーチンゲール法の賭け方

3
マーチンゲール法の実践シミュレーション

4
マーチンゲール法のメリット

5
マーチンゲール法のデメリット

6
マーチンゲール法と(逆マーチンゲール)の組み合わせで勝つ

7
マーチンゲール法のあれこれ

マーチンゲール法とは?

マーチンゲール法のイメージ

理論上100%勝てるとされる「マーチンゲール法」は、オンラインの「攻略法」の中でも特に有名で簡単、勝つまでベット額を倍にしていくベッティングシステムです。

初心者でも簡単で利用しやすく、ルーレット、などほとんどのテーブルゲームやライブゲームで利用できることから人気が高いベッティングシステムです。

このページでは、マーチンゲール法のルール、メリット・デメリットや具体的なシミュレーションなどを徹底解説します!

マーチンゲール法の賭け方

マーチンゲール法とは?

次に、マーチンゲール法の賭け方について解説します。仕組み自体は非常に単純なので、初心者の方でも使いやすい攻略法です。

また、マーチンゲール法を利用した際のシミュレーションについても記載しているので、実際にマーチンゲールを使うとどのような賭け金の動きになるのか、についても確認できます。
最初はテーブルゲームの「無料プレイ」を利用し、慣れてから実際に賭けてみることをおすすめします。

マーチンゲール法のルール

マーチンゲール法のルール

最初の賭け金(ユニットと呼びます)を決めます。例として、1ユニットを「1ドル」として説明します。

  1. 1ドルをベットし、ゲームで勝負します。勝ったらその時点でマーチンゲールは成功し、1セットは終了します。

  2. 負けた場合、前回ベットしていた金額の2倍(今回は2ドル)をベットします。勝ったらマーチンゲール成功、1セット終了です。

  3. もう一度負けた場合、前回の倍額(4ドル)をベットします。これを繰り返し、負けるたびに前回のベット額の2倍を賭け金にして勝負します。どこかのタイミングで勝利すれば、必ず最初にベットした金額分(1ユニット分)利益が出ます。

【注意】負け続けて残高が無くなった場合やテーブルリミット(賭けの限度額)に達した場合など、前回の2倍のベットが出来なくなるとマーチンゲールは失敗です。
※理論上100%勝てるというのは、永遠に賭け続けられる資金と、賭けの限度額が無ければということになります。

勝率1/2(50%)で2倍配当ので使える

勝率1/2(50%)で2倍配当のカジノゲームを選ぶ

マーチンゲール法が利用できるのは「テーブルゲーム」と呼ばれる種類のカジノゲームで、スロットでは使えません。
その中でも、「ルーレットの赤/黒」、「バカラのプレイヤー」など、勝つと2倍配当になるゲームであれば利用できます。勝率はなるべく50%に近いものを利用しましょう。

「勝てば2倍、負ければゼロ」のゲームのみが利用できるので、厳密にいえばバカラのバンカーは勝っても1.95倍なので利用できません。また、ブラックジャックは追加ベットの可能性があるため避けるべきです。『クレイジータイム』の「1」にベットするのも、確率が低いので避けた方が良いでしょう。

独立事象のゲームを選ぶ

次に、「独立事象」であるゲームを選択しましょう。カジノゲームにおける独立事象とは、前のゲームの結果が次のゲームに関連しないゲーム、ということ。

例えば「ルーレット」や「シックボー」は前のルーレットやダイスの結果に次のゲームが関連しないため独立事象と言えます。ブラックジャックは「カウンティング」などの技術がある通り、「絵札」が多く出ている流れでは以降の勝負では「絵札」が出にくくなるため独立現象とは言えません。
例外として、「バカラ」は独立事象とみなすことができます。詳しくは次の項目をご覧ください。

独立事象と従属事象について

独立事象と従属事象について

「従属事象」は「独立事象」の対になる概念で、「前のゲームの結果が次のゲームに影響を及ぼす」事象のことを指します。
カジノゲームではブラックジャックなどが該当します。バカラは前のゲームに出てきたカードは次のゲームには出てこないため、厳密には「従属事象」と言えます。

しかしバカラはブラックジャックなどと異なりプレイヤーとバンカーで取る行動がほぼ同じなので、カードの内訳が変わったからと言ってプレイヤー有利・バンカー有利という状況にはなりにくいため、ここでは「独立事象」として考えます。

マーチンゲール法の実践シミュレーション

マーチンゲール法のルールが分かったところで、次はマーチンゲール法の「実践シミュレーション」を行います。

今回は、6回の勝負を行い、5回目まで負け、そして6回目にようやく勝利できた場合を考えます。毎回1ドルだけ賭けている場合、1勝5敗のため-4ドルとなってしまう所ですが、マーチンゲールでは1ドルでスタートした場合どのようになるのでしょうか?
以下の表で、1回ごとのベット額と勝敗、そして収支についてまとめています。

ゲーム回数 ベット額 勝敗 収支
1回目 $1 負け -$1
2回目 $2 負け -$3
3回目 $4 負け -$7
4回目 $8 負け -$15
5回目 $16 負け -$31
6回目 $32 勝ち +$1

1回目:ルーレットで「黒」に$1をベットして負ける
2回目:ルーレットで「黒」に$2をベットして負ける
3回目:ルーレットで「黒」に$4をベットして負ける
4回目:ルーレットで「黒」に$8をベットして負ける
5回目:ルーレットで「黒」に$16をベットして負ける
6回目:ルーレットで「黒」に$32をベットして勝利

マーチンゲールを使用した結果、1勝5敗でも+1ドルとなりました。

この結果で明らかな通り、マーチンゲール法はどんなに連敗していても資金が尽きたりテーブルリミット(賭けの限度額)に到達しなければ、1回の勝利で必ず利益が出ます。

ただし、勝利した時の利益は必ず最初の賭け金のみとなり、最初の賭け金が$1の場合は$1の利益、最初の賭け金が$5の場合は$5の利益です。
確率50%の勝負なので、すぐに当たりそうに感じますが、連敗が続くと賭け金はすぐに大きな額になってしまいます。

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マーチンゲール法のメリット

続いては、マーチンゲール法を利用するメリットについて解説します。
マーチンゲール法は「負けた時にベット額を2倍にする」という極めてシンプルな攻略法なので、メリットも大変シンプルですが非常に強力です。

初心者の方からハイローラーの方まで広く利用できる、効果の高い攻略法としてプレイヤーから評価を集めています。
そんなマーチンゲール法のメリットについて、3つのポイントで説明します。

使用方法がシンプル・簡単なので誰でもできる

マーチンゲール法は手順が非常にシンプルです。
メモを取ったり数列を書いたりと言った面倒な行程は不要で、しかもほとんどのテーブルゲームが「前回の2倍のベット額にする」というボタンを備え付けているので計算も必要ありません。そのため、初心者の方でも全く問題なく利用できます。
「ベッティングシステムを試してみたい」とお考えの方は、まずマーチンゲールから始めてみてはいかがでしょうか?

どれだけ負けても最後に1回勝てば利益がでる

どれだけ負けても最後に1回勝てば利益がでる

マーチンゲール法最大の利点は、「1回の勝利で全ての負債が無くなる」ことにあります。

どれだけ負け続けても、1回勝てれば損失が0になり、なおかつ初回の賭け金分の利益が出るため、非常に負けにくいのがマーチンゲール法の強みです。コツコツ利益を増やしたいプレイヤーにとって、連敗しても1度で取り返せる攻略法は非常に心強いものです。

また、カジノによってはベット額に応じて「」が付与される場合もあり、ベット額が大きくなるにつれてリベートも増えていくので、利益を確保しつつ大きなボーナスを獲得することができます。

※「リベートボーナス」とは毎回の賭け金の数パーセントがキャッシュバックされるものです。

負け続ける可能性が低い

マーチンゲール法では連敗しても1勝さえすれば良いので失敗する可能性が非常に低いことが挙げられます。
勝率50%のゲームの場合、1敗する確率はもちろん50%、2連敗はその半分なので25%です。同様に考えると、5連敗の確率は3.1%、7連敗の確率は0.8%、10連敗の確率は0.1%未満となります。

ただし、「低い」とはいえ出ないとは限らないことにご注意ください。

マーチンゲール法のデメリット

次にマーチンゲール法のデメリットや、マーチンゲールを利用する際の注意事項について説明します。
マーチンゲール法はシンプルな攻略法ですが、欠点を理解せずなんとなく使っていると大損する可能性があります。
マーチンゲール法を利用する際は、こちらに挙げたデメリットを理解しておいてください。

手持ちの資金の枯渇、損切りのタイミングに注意!

マーチンゲール法は、負けた時の損失が理論上青天井です。下記はマーチンゲール法で10連敗した場合の賭け金と累積損益を表したものです。

連敗回数 連敗確率(%) 賭け金 累積損益
1 50% 1 -1
2 25% 2 -3
3 12.5% 4 -7
4 6.25% 8 -15
5 3.13% 16 -31
6 1.56% 32 -63
7 0.78% 64 -127
8 0.39% 128 -255
9 0.2% 256 -511
10 0.1% 512 -1023

負けるたびにベット額が倍々になっていくので、大きな連敗を喫するとすぐに資金が底を付きます。先程「10連敗は0.1%未満」という話をしましたが、1ラウンドが30秒で終わる「スピードバカラ」だと、理論上1日に3〜4回ほど10連敗が起こる計算になります。

そのため、例えば「マーチンを使って5連敗したら損切り」「2回先のベットが出来ない所まで負けたら損切り」など、手持ちの資金が全部無くなる前に一定程度の負けでリミットを決めて損切りを行うことを強くお勧めします。

※「損切り」とは、攻略法の途中で一旦攻略法を中止し、そこまでの損失分を確定させ、あきらめることです。
損切りを行うことで、破綻の危険を回避し、最初からやり直す(反撃する)チャンスを残すことが出来ます。

遊ぶゲームのベット額上限( テーブルリミット)に注意!

資金が十分にあったとしても、そのベットを受け付けてくれないとマーチンゲール法は利用できません。
ルーレットやバカラなどのテーブルには「テーブルリミット」と呼ばれるベット額の上限が定められています。
例えば100ドルをリミットとしているテーブルの場合、1ドルから初めて7連敗を喫すると8回目の勝負には128ドルが必要です。

しかし、ベット額がリミットを超えているためその時点で負けとなってしまいます。
最初にテーブルリミットを確認し、資金よりも多いリミットのテーブルにするのがおすすめです。

勝った場合も大幅な利益は見込めない

マーチンゲールでは、負けた時にはベット額が倍々に増えていきますが、勝っている時はベット額は常に最初の賭け金と同じになります。

そのため、連勝しても利益がその分しか積み上げられず、ドカンと稼ぎたい方にはあまりお勧めできません。
連勝で大きく稼ぎたい方は、「パーレー法」を利用するのがおすすめです。

マーチンゲール法で大きく稼ぎたい!という方は、例えば最初のベット額を5ドル、10ドルなどに設定し、1勝で大きく利益が出せるようにすると良いでしょう。ただし、その分同じ金額だと少しの連敗で手持ちが0になることもあるため、諸刃の剣と言えます。

マーチンゲール法とパーレー法(逆マーチンゲール)の組み合わせで勝つ

マーチンゲール法とパーレー法(逆マーチンゲール)の組み合わせで勝つ

マーチンゲール法はシンプルな攻略法のため、他のマネーシステムと併用することもできます。
特に有名なのが、「マーチンゲール法」と「パーレー法」を組み合わせたベッティングシステムです。

これを利用するにはパーレー法の知識が必要なので、まずは当サイトの「パーレー法 」ページをご覧ください。

パーレー法

マーチンゲール法とパーレー法を利用した賭け方は以下の通りです。

  1. 最初の賭け金(ユニット)を決めます。この例では、1ユニット=1ドルとして考えます。
  2. 最初に1ドルをベットし、勝てば2倍のゲームで勝負します。勝った場合③、負けた場合④に進みます。
  3. 最初の勝負で勝った場合(④で勝った場合も含む)、パーレー法がスタートします。最初の勝負の倍額(2ドル)をベットし、もう一度勝負を行います。そして勝つたびにベット額を倍々にします。途中で負けた場合は④に進みます。
  4. 最初の勝負で負けた場合(③で負けた場合も含む)、マーチンゲール法がスタートします。最初の勝負の倍額(2ドル)をベットし、もう一度勝負を行います。そして負けるたびにベット額を倍々にします。途中で勝った場合は③に進みます。
  5. 事前に「◯連勝した場合成功、○連敗した場合失敗」と決めておきましょう。成功した時点で利確、失敗した時点で損切りを行います。

「パーレー法による敗北で必ず損失が1ユニット出る」・「マーチンゲール法による勝利で必ず利益が1ユニット出る」ことを活かした攻略法となっており、愛好者も多いマネーシステムです。
下記は実際にマーチンゲール法とパーレー法を組み合わせて10ゲームプレイした内容です。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 損益 使用攻略法
1 $1 勝ち +$1 パーレー法
2 $2 勝ち +$3 パーレー法
3 $4 負け -$1 パーレー法
4 $1 負け -$2 マーチンゲール法
5 $2 負け -$4 マーチンゲール法
6 $4 負け -$8 マーチンゲール法
7 $8 負け -$16 マーチンゲール法
8 $16 勝ち +$1 マーチンゲール法
9 $2 勝ち +$3 パーレー法
10 $4 勝ち +$7 パーレー法

マーチンゲール法のあれこれ

最後に、マーチンゲール法の豆知識について解説します。
有名な攻略法のためしばしば尾鰭を付けて紹介されることが多く、これらの豆知識も100%正確とは限りませんが、いざマーチンゲールで実践、という時に思い出していただければと思います。

マーチンゲール法の由来

マーチンゲール法の由来

「マーチンゲール」という名前は、その昔、南フランスのマーティギュー地方にいるギャンブラー達がこぞってこの方法を利用していたことにその名を由来します。ただし、そのギャンブラー達は往々にして負けていた…とのこと。

やめ時を間違えなければ強力なベッティングシステムなだけに、マーチンで負け続けることは避けたいですね。連敗もいつかは起こるもの。その前に損切りをしてしまいましょう。

ランドカジノでは禁止されている?

ランドカジノでは禁止されている?

ラスベガスの一部カジノなど、ランドカジノ(海外にある店舗型のカジノ)ではマーチンゲール法を禁止している所もあるようです。
それほどこのベット方法が強力であることを示す証拠でもあるのですが、オンラインカジノでは問題なく利用できます。
上手に活用してコツコツと利益を稼ぐチャンスです!

ただし、ごく一部のオンラインカジノがマーチンゲールを禁止していることもあるそうなので、利用規約は必ずご確認ください。

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投稿者 eldoah