オンラインカジノで大人気のテーブルゲーム・バカラ。そのシンプルながらも奥が深いカジノゲームは人々を魅了し、これまでに様々…
ギャンブルにおける「期待値」とは、賭けたお金に対していくらお金が戻ってくるのか、つまりどれくらいプレイヤーが勝てるのかを示す数字です。中でもオンラインカジノで人気の高い「バカラ」の期待値は非常に高く、他のギャンブルはもちろんカジノゲームの中でも高い水準となっています。しかし、賭け方によっては期待値の低いものもあり、きちんと調べずにベットし続けると損をしてしまう場合も…
そこでこのページでは、バカラの「期待値」について徹底解説を行います!まず「期待値とは何か」から説明し、期待値の計算式、配当・勝率、そして期待値で考えた場合の効率的なベット方法とは?について詳しく解説します。バカラを遊び始めた方に非常におすすめの記事となっています。
この記事で分かること
- バカラの期待値は約99%!ギャンブルのなかでも勝ちやすいゲーム
- プレイヤーよりもバンカーの方が勝率が高い
- 期待値を上げるなら「サイドベットに賭けない」「バンカーにベットする」
この記事はおよそ 9分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
ギャンブルで使われる「期待値」の意味
ギャンブルにおける「期待値」とは、簡単に言うと「賭けたお金に対してどれほどの金額が払い戻されるのか」を表す数字です。
パチスロの期待値とは少し異なり、パチスロにおける期待値は「このゲームから当たるまで遊んだ場合に獲得できる平均の利益額」ですが、一般的なギャンブルにおける期待値というのは、そのゲーム自体に設定されている配当です。
特にカジノゲームにおいては、いつ遊んでも同じ期待値になります(非ライブのテーブルゲームの場合。数十ゲームで1つのシューを使うライブゲームは異なる場合があります)。
「100%」を基準として、この数字が100%であればプレイヤーと胴元(ギャンブルの親)が同じ確率で勝利できることを表します。しかしそんなゲームがあったら胴元も運営資金を稼げず商売できないので、100%以上のゲームというのはまずありません。そのためこの数字が100%に近ければ近いほど、ギャンブルにおいては優秀、プレイヤーが勝ちやすいゲームということができます。
バカラは期待値が非常に高いゲーム
そもそもオンラインカジノの還元率は他のギャンブルに比べて圧倒的に高く、宝くじだと50%以下、公営ギャンブルでも75%がやっとの所、平均して95%以上とされています。しかしこれは全てのカジノゲームを平均した数字であり、ゲームによってはより高い期待値であるものもあります。
特にバカラの還元率は圧倒的!最もベットする人が多いプレイヤーとバンカーの期待値はどちらも約99%となっており、非常に負けにくいゲームとなっています。1ドルで100回バカラを遊んだ時、どちらに賭けても平均して1ドルしか負けないという計算になると言えるでしょう。
ただ、プレイヤーとバンカーを比較すると0.2%ほどバンカーの方が還元率が高いので、期待値という意味ではバンカーに賭けた方が良いという計算になります。
プレイヤー | 98.76% |
---|---|
バンカー | 98.95% |
タイ | 76.16% |
バカラの期待値を計算する方法
いきなり期待値だけ言われても、あまりイメージが湧きませんよね。次の項目では、バカラにおける期待値の計算方法について解説します。期待値の計算は順を追っていけばそんなに難しいものではありませんので、「結局これくらいの確率なんだな」ということが分かれば全く問題ありません。
期待値の計算式
ギャンブルにおける期待値とは、確率論で求める期待値とは少し計算方法が異なります。バカラの期待値の計算式は以下の通りです。
(期待値【%】)=(勝利時の利益 × 勝率 – 敗北時の損失 × 敗北率) ÷ (ベット額) × 100 + 100
いまいちピンと来ないでしょうか?
少し具体例を出して説明しましょう。「1%の確率で配当が90倍になり、99%の確率でハズレとなるゲームに1ドルを賭けた時の期待値は?」について計算してみることにします。
まず、勝利時の利益は90倍から賭け金1倍を引いて89ドルです。敗北時の損失は賭け金がそのまま使われるので1ドルです。そして1%を小数に直すと0.01、99%を小数に直すと0.99ですね。
つまり、期待値は
(89 × 0.01 – 1 × 0.99) ÷ 1 × 100 + 100 = 90(%)
ということでこのゲームの期待値は90%になります。
つまり、簡単に言えばギャンブルにおける期待値は、100%を基準として100%を超えれば超えるほどプレイヤーが有利になり、小さくなれば小さくなるほどカジノ側が有利になります。「プレイヤーに有利なゲーム」というのはつまり、プレイヤーが遊べば遊ぶほど勝ち続けるゲームなので存在しません。そのため100%に近いほど相対的に勝ちやすいゲームということが出来ます。
「プレイヤー」「バンカー」「タイ」の配当
プレイヤー | 2倍 |
---|---|
バンカー | 1.95倍 |
タイ | 9倍 |
プレイヤー、バンカー、タイの配当は上記の表の通りです。バンカーについては一般的なコミッションバカラの倍率を採用しており、ノーコミッションバカラの場合は「通常の勝利では2倍、バンカーが6を出して勝利した場合は1.5倍」という倍率になります。
プレイヤーの配当は2倍、それに対してバンカーの配当は1.95倍です。バンカーの方が配当が少なくなっているのは、バンカーの方が当たりやすいからですね。なお、引き分けとなった場合はプレイヤーにもバンカーにも1倍の配当が戻ってきます。リベートボーナスが適用されるカジノの場合、引き分けでもプラスになるのが魅力的と言えるでしょう。
タイについては配当を9倍に設定しているカジノが多いですが、エボリューションゲーミングなど一部のプロバイダーについては特定のタイミングで倍率が上がるシステムを導入しているため、数十倍という配当が得られる場合もあります。
「プレイヤー」「バンカー」「タイ」で勝つ確率
プレイヤー | 44.62% |
---|---|
バンカー | 45.86% |
タイ | 9.52% |
続いて、プレイヤー、バンカー、タイの勝率について見ていくことにします。プレイヤーもバンカーも二枚目までで決着がつく場合の勝率は同じですが、三枚目のカードを引く確率がプレイヤーとバンカーで少し異なることから勝率に差が出ています。
この配当に沿って、それぞれのバカラの期待値を計算してみましょう。公式は以下の通りです。
プレイヤーの期待値
プレイヤーに100ドル賭けた場合を想定して計算してみましょう。
- プレイヤーが勝利した時の利益は100ドル、勝率は44.62%です。
- プレイヤーが敗北した時の損失は100ドル、敗北率は45.86%です。
よって求める期待値は
(100 × 0.4462 – 100 × 0.4586)÷ 100 × 100 + 100 = 98.76 プレイヤーの期待値は「98.76%」です。
バンカーの期待値
バンカーに100ドル賭けた場合を想定して計算してみましょう。
- バンカーが勝利した時の利益は95ドル、勝率は45.86%です。
- バンカーが敗北した時の損失は100ドル、敗北率は44.62%です。
よって求める期待値は
(95 ×0.4586 – 100 × 0.4462) ÷ 100 × 100 + 100 ≒ 98.95 バンカーの期待値は「98.95%」です。
タイの期待値
タイに100ドル賭けた場合を想定して計算してみましょう。
- タイが的中した時の利益は800ドル、勝率は9.52%です。
- タイが外れた時の損失は100ドル、敗北率は90.48%です。
よって求める期待値は
(800 × 0.0952 – 100 × 0.9048) ÷ 100 × 100 + 100 ≒ 85.68 タイの期待値は「98.95%」です。
バカラの期待値から考える有効なベット方法
これまでバカラの期待値について計算してきましたが、この期待値から考えた時の有効なベット方法について解説します。今までの理論に基づけば、次のような賭け方が最も勝ちやすいということになります。
- サイドベットには賭けない
- バンカーに賭ける
- ベットするポイントを見極める
これら3つの手法について詳しく説明していきます。
サイドベットに賭けるのは不利
プレイヤーやバンカーで勝っても2倍くらいしか勝てないならタイやペアのようなサイドベットに賭けよう!と思われるかもしれませんが、それは誤りです。例えばタイの還元率は85%、ペアの還元率は92%ほどとなっており、プレイヤー・バンカーの還元率に比べて圧倒的に低くなっています。一般的なビデオスロットよりも低い還元率のサイドベットに賭けるよりは、プレイヤーかバンカーに賭ける方がお得に楽しめます。
なお、エボリューションゲーミングなど一部のバカラテーブルでは、ゲーム開始前に抽選が行われ、タイやペアなどのサイドベットに対して配当がアップすることがあります。そのため85%よりは高くなっていると思われますが、それでもプレイヤーやバンカーの期待値と比べると見劣りしてしまうため、できる限りサイドベットで戦うのはやめた方が良いでしょう。
また、VIPプログラムの条件がサイドベットによって甘くなるカジノもありますが、それでもサイドベットはプレイしない方がお得です。
バンカーに賭ける
やはり0.2%ほどの差と言えど、プレイヤーよりバンカーの方に賭けるとお得になります。そのためフラットベットでずっとバンカーに賭けるというのも一つの手と言えるでしょう。
還元率と対になる、カジノ側の取り分のことを「控除率」と言いますが、プレイヤーの控除率は1.24%なのに対し、バンカーの控除率は1.05%に設定されています。こう見ると、バンカーの控除率はプレイヤーより2割ほど低いということが分かります。なかなか大きい差のような気がしてきませんか?
また、最近はリベートボーナスが充実しているカジノも多くなってきましたが、0.2%リベートを追加するためにはかなりの入金やベットが必要ですよね。そうなると、0.2%の差と言えど軽視したくはないというのがバカラを遊ぶ方の心情ではないでしょうか?
なお、バンカーを選ぶと2倍配当が前提となる攻略法は使えなくなるので、フラットベットでプレイするのが一番おすすめとなっています。プレイヤーで2倍を貰いたい気持ちも分かりますが、一応バンカーに賭けたほうがお得にバカラをプレイできるというのは頭に入れておいてください。
罫線を見てベットするポイントを予測する
「罫線」とは、これまでのゲームでプレイヤーとバンカーの連勝がどのように推移しているかを表す表のことを指します。罫線はショーロやダイガンチャイなどいくつかの種類に分かれていますが、特にバンカーやプレイヤーがどれだけ連勝しているのかが分かる「大路(ダイロ)」が最も知名度の高い罫線となっています。
罫線は過去のデータを示した表に過ぎず、今後の勝敗が確実に分かるものではありません。ただし、バカラは数十ゲームを一つのシューで管理するゲームとなっているため、厳密に言えば過去の結果が未来の結果を左右する「従属現象」のゲームです。
そのため、罫線で場の流れを掴むことができる方であれば、よりプレイヤーの方が良いかバンカーの方が良いかを判断できると言えるでしょう。また、理論立ててベットをする習慣が付いていれば、システムベットなど他の攻略法とも組み合わせて使用することができるため、より負けにくい状態でバカラを遊ぶことが出来ます。
まとめ
バカラはカジノゲームのみならず、全てのギャンブルと比較してもかなり期待値の高いテーブルゲームです。プレイヤーに賭けてもバンカーに賭けても配当はおおよそ2倍、そして引き分けはベット額が返還されるので、非常に還元率が高く設定してあります。最も還元率の高いバンカーの場合、RTPは驚愕の98.95%!圧倒的に負けにくくなっており、リベートボーナスなどと組み合わせれば100%超えを目指せる機種となっています。
その分タイやペアなどのサイドベットの還元率は抑えられているので、サイドベット限定のプロモーションなどが開催されていない限りは賭ける必要はありません。
また、プレイヤーとバンカーのどちらに賭ければ良いかというのは、一応還元率でいえばバンカーなのですが、システムベットの使いやすさなどを考えると一概にどっちに賭けるべきとも言いにくいので、攻略法に都合の良い方、もしくは直感で選ぶのが最もおすすめとなっています。
- バカラの基本ルール・遊び方
- バカラで3枚目のカードが配られる条件
- バカラの罫線のみかた
- バカラの絞り(スクイーズ)とは
- バカラの期待値とは
- バカラの必勝法・攻略法
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(ウィナーズクラブ管理人)
バカラの期待値を理解することによって、有効なベット方法が見えてきます。このページの情報を参考にして勝ちやすくなる方法を実践し、勝率アップを目指してください。