ポーカー戦略ガイドで学べること
カジノゲームのひとつであるポーカーは、運が勝敗を左右するのはもちろんのこと、確率や攻略法を学んでおけば勝率を上げられる戦略的ゲームでもあります。
そんなポーカー戦略(ポーカー・ストラテジー)の定石を学んで、ポーカーの勝ち方を身につけたいあなたに、このページはまさにうってつけ!
ポーカーのキャッシュゲームからトーナメントまで幅広く使える戦略を伝授しちゃいます♪
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始める前に大切な6つのこと
1. ルール、オッズ、賭け方と配当を学ぶ
まずは基本中の基本、初心者の方はポーカー戦略を学ぶ前に ルールと遊び方を知っておくのはもちろんのこと、チップの賭け方や役の 種類などを知識として身につけておく必要があります。
2. 遊ぶポーカーの種類を選ぶ
ポーカーには テキサスホールデムポーカーや オマハ・ポーカーなど、様々な 種類があり、ルールも異なります。自分に合ったポーカーで戦略を磨き、遊ぶようにしましょう。
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ポーカーの種類について解説
3. 予算管理をする
ポーカーは勝った者だけが勝利金を手に入れられるゲーム。
ついつい、思い切った勝負に出たくなることもあるかもしれませんが、後でお財布事情が大変なことにならないように…どれだけ勝負にお金を使えるのか、予め考えておいてくださいね。
4. プレイ時間の管理
オンラインカジノでありがちなのが、あと一回、あと一回、、というプレイ( ̄▽ ̄)。家にいることだし、まだもうちょっとできる、、と、寝不足になったりしていないですか?
ポーカーで勝つには、頭をフル回転できる状態で勝負に挑むのもとても大事なこと。体調管理も万全にしましょう!
5. 自分のレベルを知る
ポーカーの初心者プレイヤーは他のプレイヤーにとって良いカモ。もし同じ席に座ったプレイヤーの中で勝てるな?と思う相手がいなかったら、実はあなたがそういう相手としてみられているかも。
そんな時は無理せず練習を重ねた後に出直すのがポーカーを楽しむコツ。
もしテーブルに強いプレイヤーを見つけたなら、どんなハンドをどのポジションからプレイしているか、ベット頻度とサイジングを観察しましょう。比較するために、強くないプレイヤーにも同じことをします。
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6. 用語を覚える
専門的な用語が多いポーカー。 種類別に内容も異なったりすることがあるので、基本的な用語はもちろん、知らない言葉を聞いたなら都度確認するようにしておきましょう。
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わからない用語は全てここでチェック! ポーカー専門用語大辞典
ポーカーの基礎戦略
・ポーカー4種のプレイスタイル
ポーカーには基本的に次のような4タイプのスタイルが存在し、この基礎要素の組み合わせからプレイスタイルが決められます。
タイプ | 特徴 | このタイプがおすすめなのは… |
---|---|---|
タイト | プレイする回数が少なく、フォールドが多い | 初心者 |
ルース | 多くのハンドをプレイし、フォールドが少ない | 上級者 |
アグレッシブ | 攻撃的、ベットやレイズが多い | 中級者 |
パッシブ | 消極的、ベットやレイズが少ない | 中級者 |
1. タイト(Tight)
タイトプレイヤーとは、ゲームに参加するプレイ回数が少なく、フォールドする(降りる)回数が多いプレイスタイルです。つまり、良いハンドの場合にのみ、ゲームに参加します。
イメージ的には、リスクをできるだけ低くする、お財布の紐がタイト(硬い)プレイヤーという感じでしょうか。強い手で勝負にいくプレイスタイルのため、負けにくいとも言えます。
反対に、勝負に参加する回数が減るため、勝利のチャンスは少なくなります。そのため、常にコール(続行)してくるプレイヤーがいるようなテーブルで活躍するタイプ。自分のハンドが強く、相手のハンドが弱い、という状況で大きく稼げます。
2. ルース
ルースプレイヤーは、タイトとは真逆のタイプ。多くのハンドをプレイし、フォールドする(降りる)回数が少ないプレイスタイルです。
リスクを顧みずどんどん挑戦する、お財布の紐がルース(緩い)プレイヤーと言えます。
タイトプレイヤーがテーブルにいる場合は、勝手にフォールドしてくれて、チップを手に入れられることがあったり、アグレッシブなプレイヤーがいる場合には、ポットが勝手に膨らんでいくため、自分が強いことを隠しながらプレイすることができます。
なお、ブラフをしなければならないシチュエーション多々あり、大きな負けに繋がる可能性があるため、相手のハンドを読んだり、状況判断ができる上級者用のプレイスタイルです。
3. アグレッシブ
アグレッシブなプレイヤーは、ベットやレイズ、リレイズが多く、攻め手が多いプレイヤーです。
基本的に、プレイするスターティングハンドに対してかなり慎重ですが、一度ゲームに参加すると決めるとなれば、アグレッシブにプレイすることが多々あります。
ポーカーで勝利するには、相手を降ろすか、ショウダウンで勝つしかありません。チップを多く手に入れないと勝てない以上、アグレッシブでないと大きく勝つことができないんです。
周りにタイトなプレイヤが多い時は、ポットを取れる機会が多いです。もし、タイトプレイヤーが参加してきても、相手のハンドを読めれば大きな損失を防げます。
局面で降りる判断や、ベット額の調整ができるようになってから行いたい、中級者用のプレイスタイルです。
4. パッシブ
パッシブは、ベットやレイズをしないで、コールを基本に置くプレイスタイルです。強いハンドの時はレイズすることも。
ものすごく強い手でしかレイズしてこないので、パッシブプレイヤーが多いテーブルでは、プリフロップのレイズがほとんどないことなどが特徴です。
パッシブなプレイスタイルはおすすめされていませんが、相手のスタイルを把握した上で戦略の一つとしてプレイするなら有効です。
ただし、パッシブなプレイを続けていると、レイズする時に周りから「強いハンドだ」と警戒されてしまいます。そう言った場合、パッシブプレイヤーが大きなポットを取ることは難しいため、やはりひとつの戦略として使うのが良いでしょう。
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ポーカープレイスタイルを7つに分けてみた★
・レイズするタイミングは?
『レイズ』が有効なタイミングは、『自分のハンドに自信がある時』です。
なぜかという理由の前に、まず、レイズの役割と ルールからおさらいしていきましょう。オープニングベットが行われると、全員が次のどれかのアクションを取ることになります。
- コール
その時点の最高ベット額と同額をベットします。
- フォールド
ゲームから降ります。それ以前にベットしていた額は、全て勝利者へ配当されるポットに行くことになります。
- レイズ
その時点の最高ベット額を上回る額のベットします。
自分のハンドに自信がある場合に有効です。
さて、この『レイズ』をするタイミングについてですが、そもそもレイズの基本的な ルールとして、直前のベット額の100%以上を上乗せするということがあります。
例えば、現在の最高ベット額が$100であれば、の100%の$100をもう上乗せして、$200ベットすることになります。 |
さらに、2ターン目以降にレイズが行われる場合は、『直前ターンのベット額 + 直前ターンのレイズ額』が最低レイズ額となります。
レイズがあると賭け金額が倍以上になるわけですから、ハラハラものですよね。レイズから期待される大きな効果として、相手への心理的なプレッシャーを与えられることが挙げられます。
そんな『レイズ』が有効なタイミングはまさに、『自分のハンドに自信がある時』です。
強いカードが揃ったということは、勝てる確率が高いということになります。ポーカーで大きく勝つために大事なのは、勝敗の数よりも、どれだけ大きなベット額でプレイされていたか。
そのため、ハンドに自信がある時は、上手にレイズをしながら、全体のベット額を上げていくように誘導する必要があります。
ただし、ここで注意したいのは、どれだけ勝てる自信があっても、突然ぐーーんとレイズしないこと。
自分だけが高額ベットをしても、他のプレイヤーがフォールドしてしまっては、アンティ(参加費)しか得られないということになってしまい戦略的には良くありません。
上手くブラフとレイズを組み合わせて、賞金ポットを上手に貯めていきましょう。
・コールするべきタイミングは?
コールは前述の通り、現時点の最大ベット額に揃えてベットすることを指します。相手プレイヤーのベット額に揃えて次のラウンドに残るという、少し防御的なアクションです。
そんな『コール』をするべきタイミングは、次の3つです。
- 強いハンドができそうで、期待値がある場合
たいてい、「現時点では負けていると思うけど、次のターンのカード次第で、強い役ができそう』というときに、皆さんコールを選ぶんじゃないでしょうか。
その考えが間違いではありませんが、強い役になる可能性だけで言えば、ほとんどがこの状況になってしまうかもしれません。そんなとき、もう少し踏み込んで考えたいのが、期待値です。
次のターンで強い役が揃い、勝てる確率が30%なのであれば、ベット額がポットに対して30%以内に収まる場合、コールしても期待値があると言えます。中々瞬時にこの計算をするのは難しいですが、この場合は自信を持ってコールできるでしょう。
- 自分のハンドが強く、それを隠したい時
続いて、先程のレイズ戦略と関連させられますが、自分をあえて弱く見せたい時に使うことができます。
もしレイズしたい!と思える自信満々ハンドが手に入ったとき、もし前のプレイヤーたちが既にレイズをしていたらどうでしょう。そこに自分がさらにレイズをしてしまうと、「自分のハンドがめちゃくちゃ強い!」と言っているようなものです。
そんなときはコールに留めて、相手が次のベットラウンドでもベットしてくるよう誘導してしまいましょう?。
- 相手がブラフしている可能性がある時
相手の行動からブラフっぽいな〜と読み取った場合は、自分のハンドでできる勝敗の確率を考えながら、相手の様子を見るのも一つの策です。
そうすることで、逆に相手からは自分のハンドを読み取られずらく、且つゲームに参加し続けながらポットを大きくしていくこともできます。
・ポットオッズとは
ポットオッズとは、ポット全体の額と参加するのに必要なベット額の割合です。
例えば、ポットが$2で相手が$1ベットをした場合、自分のポットオッズは3:1となります。つまり、自分がポット全額を勝ち取るためには、ポット全体の1/3の支払う必要があるということ。 (※ポットサイズには、既に賭けられたチップと、現ラウンドでのベット全てが含まれます)。 |
$1のコールで$5のポットが狙えるなら、ポットオッズは5:1で、20%。$3のコールで$9のポットが狙えるなら、ポットオッズは3:1で、33.3%となります。
ポットオッズは数学的な確率ををもとにしたものなので、コールすべきかどうか考える時に役立ちます。
コールした場合のポットオッズが分かったら、続いてハンドの勝率を計算し、その2つを比較します。ポーカーのポットオッズがハンドの勝率より高いならコール (またはレイズ)し、低いならフォールドするのがセオリーです。
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役のできる確率と相手ハンドの確率はこう分かる!
ポーカー応用戦略
・ブラフとは
ブラフとは、自分のハンドをあたかも強いハンドであるかのように見せ、相手を出し抜くということです。ハッタリとも言います。
ポーカーの特性のひとつに、ゲーム中は自分と対戦相手のハンドはお互いにわからない、というものがあります。そこで、プレイヤーは相手の表情や仕草、口ぶり、レイズのやり方、これまでの流れなどから相手のハンドを推し量ろうとします。
共通に見えているハンド、プレイヤーに配られたハンド、そしてプレイヤーの態度とレイズを巧妙に使って相手をフォールドさせるのがブラフと言えるでしょう。
?上手にブラフするコツ
ブラフするときは、対戦相手を選ぶのも大事です。ブラフが効果的なのは、例えば下記のような対戦相手。
- コールやレイズが少なめで、フォールドを選びがちなタイトプレイヤー
また、プリフロップからリバーまでのアクションの中で、一連したストーリーを描くのも大切。なお、出現率の低すぎる役を思わせるブラフはバレやすいので、加減を大事にしましょう。
?ブラフについてもっと知りたい!
ブラフの種類や世界最高のブラフ王と言えば…!?
・GTO戦略とは
そもそもGTOとは、Game Theory Optimal(ゲーム理論)の略称です。GTOについて知る際に、まずは下記2つについて学んでおく必要があります。
- エクスプロイット(搾取)
自分がポーカーで勝つためには、相手プレイヤーの動向をもとに戦略を立てるでしょう。じゃんけんで例えるなら、相手がグーを出しがちなら、あなたはパーを出す戦略を練るはず。
このようにポーカーも、相手に対して有効な戦略を使うことで期待値を上げられます。ゲーム理論では、このことをエクスプロイット(Exploit:搾取)と呼んでいます。
- ナッシュ均衡
上記のような戦略を自分だけが立てるなら、一人勝ちで大儲けできるかもしれません。しかし、戦略を立てるのは相手プレイヤーも同じこと。
グーをよく出しているからとあなたがパーばかり出すのであれば、それの裏をかいて相手はチョキを出してくるかもしれません。ただ、これがずーっと続いていくと、ある時点で2人ともグー・チョキ・パーのどれかを33%の確率でランダムに出す地点にたどり着きます。
このように、お互いがエクスプロイットできない状態のことをナッシュ均衡と呼びます。
- GTO
さて、上記のナッシュ均衡になっている状態で、具体的に立てる戦略のことをGTOと呼んでいます。そのため、相手がどんなプレイをしても、自分が搾取されない戦略とも言えます。
ポーカーの最もスタンダードなプレイで、全ての戦略の基準点とも言えるでしょう。
結果GTOは、自分がただただミスをしないようにプレーし、相手がミスをした時、その分がトータルでプラスになるという考え方を意味しています。相手の弱点を突くエクスプロイットとは大きく異なります。
・ハンドを読む(ハンドリーディング)
相手のハンドを読むのはポーカーにおいて大切なアクション・必勝法であり、できるできないの差が勝敗に大きく影響してきます。
ややポーカー上級者向けの戦略になってきますが次の点に気をつけて、うまくハンドリーディングできるよう練習しましょう。
1. プレイヤー人数とポジション
テーブルにいる人数によってレンジの緩さは変わってくるもの。また、ポジションによってある程度ハンドレンジを絞ることも可能になってきます。
2. プレイスタイル
上述した4種のプレイスタイルの中で相手がどのタイプに当たるのかを見極め、それに応じてハンドを絞ることが可能です。とは言え、ルースアグレッシブプレイヤーのようにハンドを読みにくいタイプもいるので、そう言った場合は自分が強い時に戦う戦略を使いましょう。
3. 相手の状況と心理
相手の資金や行動を見て、どんなプレイをしてくるか、どんなハンドを持っているのかを予想することもできます。
相手が残り少ない資金でプレイしている場合は、強い時しか参加しないためハンドが絞りやすいです。また、いち早くポットを獲得しようと、正常な判断ができないティルト状態のプレイヤーに対しては、ハンドを絞ることが難しいため、強い時だけ参加するようにしたら良いでしょう。
?ポーカーは心理戦!
相手の仕草で敵のハンドを読むには…?!
・レベリング
90年代に使用されていたポーカーの手法で、現在では思考の無限ループに陥ってしまうと言われているためあまり使われていません。
レベル | 内容 |
---|---|
1 | 自分のハンドを考える |
2 | 相手のハンドが何かを考える |
3 | 相手は、自分がなんのハンドを持っているかを考える |
4 | 相手は、自分がなんのハンドを持っているかを考えたかを考える |
このように、思考の深さがプレイヤーによって変わるため、相手がどのレベルのプレイヤーなのかを考えてプレイしていました。
5つのヘッズアップ戦略
ヘッズアップNLホールデムは挑戦的なポーカーの一つとも言えるでしょう。フルリングやショートハンドのホールデムとは異なるスキルを必要とします。世界のトッププレイヤーの中には、ヘッズアップのエキスパートもいるそうですよ。
ライブポーカートーナメントで勝ちたい、オンラインポーカーで成功したいキミ、優勝するには必ずヘッズアップの時が訪れます。なのでヘッズアップでも強くなる必要があるのです。
ワタクシがポーカーを始めた頃は、ヘッズアップが得意でした。しかしポーカーのトーナメントで生き残る勉強をし始めてプレイスタイルを変えてから、そこそこトーナメントには残れるようになったものの、ヘッズアップの勝率は下がったような・・・
このままではいかんっ! というわけで、一緒にポーカーのヘッズアップ戦略のやり方をおさらいしていきましょ♪
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1. アグレッシブになる
ヘッズアップでは、よりアグレッシブなプレイヤーが勝つことが多いと言われます。相手にプレッシャーをかけ続け、常に相手を『試す』必要があります。つまり、ボタンのポジションからほとんどのハンドでオープンレイズすることや、より広いハンドレンジでアグレッシブになることを意味しています。
例えば、フェイスカードやエースを持ったらいつでもレイズし、ペアを持ったらレイズ、といった具合です。ミドルペア以上のハンドを持ったら、相手がプリフロップでレイズしてきたとしたら3ベットを入れる、といった具合です。
大抵は相手もレンジを広げていて、ロケッツやカウボーイを持ってることはほとんどないですからね。しかし、相手が怯まない場合は注意。フォールドのタイミングを知っておくことも重要です。
2. Any Aceコンセプト
ヘッズアッププレイではどんなエースでも(Any Ace/エニーエース)オープンレイズする戦略が有効なんだとか。Any Aceとは、2枚のスターティングハンドの1枚がA、そしてもう1枚は2だろうが3だろうが関係ない、という意味。
その理由は、ほとんどのヘッズアップ戦はこの2枚のカードの戦いになるからだそうです。フロップでハイカードとなる確率は50.11%です。その場合、Aを持っていると有利ということなのでしょう。
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テキサスホールデム:役のできる確率
なのでエースを持っている場合、2枚目のカードに関係なくAny Aceでオープンレイズしましょ。ポーカーのヘッズアップ戦略では攻撃性を高めるため、この戦略を取り入れると有効です。
忘れてはならないのは、フルリングやトーナメント初期の相手が多い状況の中Any Aceコンセプトでプレイすると、災難につながる可能性があります。Any Aceはあくまでヘッズアップポーカーでの戦略です。
3. ポジションを有利に使う
SBにいるときは、相手にプレッシャーをかけたいもの。前述したように、インポジションではほとんどのハンドでレイズすることが望ましいよう。レイズすることにより、フロップ前に多くのポットを獲得することができ、フロップ後にもポットコントロールがしやすくなります。
しかし、多くのプレイヤーが同じ戦略でプレイしていたとしたら? 相手がインポジションにいるたびにレイズしてきたら? そんな相手に押されるのを許してはダメ、うまく立ち回る必要があります。
そんな相手にコール(オールインとかではなく小さなレイズね)することは、その後良いハンドを持った時のことを考えると長期的なメリットがあります。相手はあなたのハンドが大したものではないと思ってくれるかもしれませんし、ブラフしていると思ってくれるかもしれません。そう思わせる例を作ることも戦略の1つです。
4. 自分のリードを信じる
ヘッズアップ戦略にも相手を読むスキルが不可欠です。相手がどんなスタイルでプレイしているのかを素早く察知し、それに応じて調整できなければなりません。
相手が超アグレッシブなプレイをしている場合は、強力なホールカードが来るのを待つ間に、反撃できるチャンスを見つける必要があります。
ワタクシもこんな相手に出くわすことがよくあります。どんなハンドを持っているのか予想できないくらい、プリフロップでオープンレイズ、フロップでベットしてきます。
こんな場合、ミドルペアがヒットしたらオールイン、もしくは4ベットするとあっけなくフォールドしてくれることもよくあります。するとそこから、相手のアグレッシブさの衰えを感じることがほとんどです。
タイトなプレイをしている相手には、攻撃性を高めることでアドバンテージを得ることができます。相手が良いハンドを持っている間に、簡単にチップを増やすことができるからです。
反面、そんな相手がフロップでベットする場合やBBからベットをする場合は注意。フロップでミドルペア以上がヒットしたか、ポケットペアを持っている可能性大です。
相手の感情を利用することができる場合もあります。例えば、相手と長い間ヘッズアップでプレイしていたとします。
相手のスタックが減り始めた時や、トップペアで勝っていると思っていた相手をオーバーペアで負かした後など、相手は頻繁にオーバーベットを始めます。こんな時は相手を始末する絶好のチャンス(笑)です。
恐れを持っていると相手もそれを感じ取るものだと思うワタクシ。それはオンラインポーカーでも同様です。
5. ギアチェンジは必要
相手にあなたの戦略を推測されないようにプレイする必要がある。プレイ中ずっと同じプレイを続けていると、時期にあなたの戦略はバレてしまいます。
こんなハンドレンジでレイズする、こんな役でレイズする、などといった具合です。それがバレると、相手にゲームプランを変更させてしまうことになります。
プリフロップからリバープレイに至るまで、プレイスタイルをミックスして相手に推測させないことが肝心。
もしくはモンスターハンドを毎回ミンレイズでプレイするのを数回見せてから、相手にモンスターハンドを持っているときのワタクシのプレイの仕方を覚えさせてから、ハイカードで同じ手を使う、など。
結局は完璧なタイミングで相手に推測させておき、その推測が間違っていることが勝利を導きます。
☑️ヘッズアップまとめ
上記の戦略を心に留めてプレイし、しっかりとしたヘッズアップ戦略を身につけ勝つ確率を上げましょう。それでも勝てない場合、原因は他にありそうです。
例えば、トップペアトップキッカーで強気プレイしているのに相手が怯まない場合、相手はセットや2ペアの場合が。そんな嫌な予感を感じながらプレイすると、ショーダウンでやっぱりそうだった・・・ということも。
こんな嫌な予感がする場合、大抵それは当たっています。潔くフォールドするのもスキルのうち、ですね。
PokerStars/ポーカースターズのSit&Goには、2プレイヤーによるヘッズアップ戦も常時行われているので、ポーカーのトーナメント戦略を磨く良いトレーニングになります。
何事も経験が大事、ポーカーのトレーニングを重ねてヘッズアップにも強くなり、キャッシュゲームで戦略を磨きPKOなどのトーナメント優勝を狙いましょ♪
ポーカーのミスを修正する方法
ポーカーは決断のゲームです。適切とは言えない決断をするたびに、お金を失うゲームと言ってもいいでしょう。そう、ミスが命取り、金取りになるわけです。運は永久に続きませんからね、運に頼ることなくポーカーで稼ぐとなれば、ミスを減らす必要があります。
単純明快ですが、言うほど簡単では無いのが現実。ミスを排除するための一番の方法は、実際のプレイで犯した失敗から学ぶこと。失敗から学ぶには、次のことが必要です。
- ミスをする
- それが失敗だったことを理解し、認める
- 最善のアクションが何であったかを考える
- なぜそれが最善のアクションなのかを理解する
- 次のプレイに適用する
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1. ミスを特定する
例えば、あなたはA♥ K♥のホールカードを持っていて、対戦相手が9♣ 9♥を持っているとしましょう。フロップはQ♥ 8♠ 4♦です。相手がベットしてきたら・・・基本的にフォールド以外の動きをするのは間違いです。
対戦相手がどんなカードを持っているかは分からなくても、A-Kだからといえどこの場合、これ以上ポットの金額を増やしては危険です。ワタクシ自身はこの状況で先にアクションを行う場合、相手がハイカードでは、と思いベットしたりもしますが、コールされるとそれ以上ポットの額を増やすことは避けます。
では、ポーカーで「ミスをした」と分かるのはいつなのでしょうか?それは、「的確なプレイだった」と思わない時はいつでも、失敗を犯していることになります。残念ながら、ポーカーのスターティングハンドは殆どがグレーの領域に分類されます。
いつも判断は複雑で、単純で正しいプレイ方法というものは存在しません。自分のハンドをどうプレイするか、がポーカーの楽しいところでもあるんですけどね。
?テキサスホールデムを初めて最初に疑問を持つこと
それは「ホールカード」についてではないですか?
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2. 間違いかもしれないと感じるなら
ミスを犯したように感じるならば、それはミスです。「もっと勝つことができたのでは」「ここまで負けずにプレイできたのでは」と思うときは、殆どの場合それは正しいものなのです。
こんな時の状況を振り返って、反省と対策を練ることが肝心。ポーカーでのミスの数は、全体的な勝利の確率に直接影響するものです。ミスが少ないほど優れたプレイヤーとなるのです。
長期的に見ると、常に優秀なプレイヤーが最後には勝利していることに気付くでしょう。運が全く関係しないわけではありません。スターティングハンドなどは運が関係することも否定できませんが、勝敗にはほんの少ししか作用しないゲームなのです。
間違いであることに気付かず、ミスをしていることもよくあります。それでも運が影響して、結果的にポットを勝ち取ることもあるでしょう。しかし、運はいつも味方してはくれませんよ。
3. 大きなミスと小さなミス
小さなミスと大きなミスでは、ポーカーにとても大きな違いをもたらします。例えば、フロップでクワッズ(4カード)がヒットしたとしましょう。ポットサイズの大きさがどうであれ、オープン・シャブ(最初のベットラウンドでオールインすること)をしたとします。
これはミスだと分かりますね。
クワッズでプレイする際の適切な方法とはいえません。対戦相手はほとんどの場合、フォールドするでしょう。よって、大きなポットを獲得することができません。しかしこれは、小さなミスなのでしょうか? それとも大きなミスなのでしょうか?
これは小さなミスと考えられます。クワッズがヒットするのは非常に稀なこと。5,000ハンドのうち、クワッズをヒットするのは1、2回と予測されます。そんな稀なハンドなら、たとえオープン・シャブしたとして勝者にはなりますが、より大きなポットを獲得したいなら対戦相手にフォールドさせないようにプレイしないといけません。
大きなミスは、ポーカーの勝者と敗者を区別することになります。ミスは1つ1つのハンドごとに発生する可能性があるわけですが、ミスを重ねることは長期的に強いプレイヤーになることは困難です。
大きなミスの例としては、ドミネートハンド(勝率の良いハンド)でアウトオブポジション(相手がアクションする前にアクションしなければならないポジション)から、頻繁にレイズすることが挙げられます。
このようなプレイは、最終的に勝者となることはありません。更に、アウトオブポジションから悪いハンドでプレイするのは、リスクが大きすぎます。
プレイ中には困難な決断をする場面が多くありますが、ミスをする度にチップを捨てることになるのを忘れないで。コールしすぎることは、もう一つの大きなミスの1つです。良いハンドであろうと悪いハンドであろうとプレイすれば、それは単にチップを捨てることになり、長期的に勝者になることは決してありません。
4. 小さなリークを皆が持つ
ミスをしないポーカープレイヤーはいません。ほとんどのプレイヤーがゲーム中に小さな「リーク/弱点」を持つと言えるでしょう。もっと適切なアクションがあったのに、というような場合です。このようなリークの例は、次のようなものが挙げられます。
- インポジション(相手がアクションした後にアクションを行うことができるポジション)の際、リバーで適切なバリューベット(自分より劣ったハンドの相手にコールを誘導するベット)ができていない
- 低いポケットペア(同じ数字のホールカード)で多くのレイズをする
チェックレイズをうまく使えていますか? また、低いポケットペアでコールしすぎたりしていませんか? 低いポケットペアでたまにポットを獲得することはあっても、長期的に見るとお金を失います。フォールドするタイミングを学ぶことも大切です。
5. 間違いを複合させない
オンラインでプレイしようと、実際にテーブルでプレイしていようと違いはありません。ポーカーは対戦相手よりも良い決断をすることによってお金を獲得できます。
最善と言えない決断 – ミスが少なければ少ないほど、勝利する可能性も高くなります。しかし、ミスは避けられないもの。常に完璧なプレイをする人はいませんし、世界最高レベルのポーカープレイヤーでもミスを犯します。
世界最高レベルのプレイヤーでさえもミスを犯すのなら、彼らとワタクシたちの違いは何なのでしょう?プロのポーカープレイヤーたちは、ミスを悪化させることはありません。彼らは状況によってそれぞれの決断をし、可能な限り最善のアクションを選択します。
経験の浅いプレイヤーがミスをしたとき、経験豊富なプレイヤーたちはしばしば気づかぬふりをして、ミスが増えるのを待つことさえあるのです。
ミスを悪化させる例としては、$ 1/$ 2ノーリミットホールデムでスタックは$ 200だとします。あなたはボタンで、T♠ 9♠で $ 7にレイズします。
そのテーブルでタイト(多くのハンドをプレイせず勝率の良いハンドだけをプレイするスタイル)なプレイヤーが、ビッグブラインドから $ 20ドルにレイズします。
あなたは彼が大きなポケットペア、もしくは A – Kを持っていると考え、ストレートをヒットする確率を考えコールします。ボードは T♣ 3♥ 4♠ となり、彼は $ 30 ベットします。
あなたは今、トップペアを持っています。そしてコール。ターンは 7♠ となり、彼は $ 65をベットします。この時、フォールドするにはあまりにも多く投資してしまったと感じ、コールします。
リバーは 2♦ となり、彼は残りの $ 85 をベットします。相手はオーバーペアを持っている可能性が高いけれど、もしかすると、と感じコールします。しかしこれは、ミスを重ねる典型的な悪い例です。
このプレイの中であなたの正しいアクションは一つ。プリフロップでレイズしたことです。しかしその後は、全て判断ミスと言えます。タイトなプレイヤーからの3ベットは、明らかに強さを示しています。
フロップであなたはトップペアをヒットしましたが、彼がベットした後、あなたは勝てないと判断する代わりに、再びコールすることを選びました。それからはコミット(負けている可能性が高いが勝った場合はポットが大きいのでフォールドし難い状況)してしまい、ワンペアでチップを積み重ねることになってしまいました。これは良い決断とは言えません。
感情に縛られ、一度ならず何度も間違ったアクションを選んでしまっています。さらにはこれがきっかけで坂道を転がりはじめ、全体のセッションを台無しにする可能性も十分考えられます。プロのポーカープレイヤーたちは、このようなことは起こさせません。だからプロなのです。
?有名ポーカープレイヤーたちが語る成功の原理
この人達はこうやって成功したっ!
6. 上達の秘訣
「アクションのたびに、それは最善の決断を下す機会となる」WSOP(ポーカー世界大会)で3つのブレスレットを獲得したフィル・ガルフォンドは言っています。
この方、ポーカースターズをはじめとする、いろんなオンラインポーカーサイトで年に億を稼いでいるプロ。彼は、「ポーカーで相手が何を持っているのかを正確に知ることはほとんど不可能。だから、できる限り範囲を狭めることが最善策」と語ります。
?ポーカースターズのボーナスを見逃すな!
ボーナスコードはここでチェック?
ポーカースターズ PokerStars/徹底レビュー
勝っていようが負けていようが関係ありません。重要なことは、アクションをする際に最良の判断をすること。残念ながら、最良のアクションという答えを知るための近道はありません。経験と思考力が必要になります。
毎回、配られたハンドと状況に集中し、ミスを積み重ねることなくプレイできるようになれば、優秀なプレイヤーへの道を進んでいます。「強い相手とプレイするのも上達する方法の一つ」と言うフィル・ガルフォンド。
あなたよりもポーカーというゲームをより理解している相手とプレイすること、話したり論じたりすることは、非常に貴重な経験となると語っています。
さて、最良の選択を見つけたら、なぜそれが最良の選択なのかを正確に理解する必要があります。これを怠らないことが重要。問題の根本と、解決の背後にある理由を分解する必要があります。「なぜ」が理解できたら、以後、同じ状況に直面したときに使うのです。
7. ミスを修正
ポーカーで強くなるにはここが最も重要な部分です。あなたが分析の最終結論をプレイに適用しなかったら、この分析作業のすべては全く無駄になってしまいます。
あなたがミスを理解し、リークがどこにあったかがわかって、どのようにそのリークへ辿り着いたかを見つけましょう。そして、そのリークへ再び辿り着くことがないよう、対策を練るのです。
最善策を考え出し、なぜそれが最善策であるかを理解し、そもそもなぜ最善策を選択しなかったかを考えれば、その問題は解決されます。この分析作業をすればするほどミスは少なくなり、たとえミスしたとしてもそれほど深刻なミスではなくなります。
Aテーブルでお金を失っているのなら、Bテーブルでプレイしたって状況は変わりません。これまでうまくプレイ出来ているハンドや状況を改善する必要はありません。苦手な状況やうまく処理できないゲームの部分に集中し、分析作業をしましょう。ミスを修正すれば、はるかに稼ぐ金額が増えるはずですよ。
まとめ
運だけでは伸びることができない、多くの確率が入り混じっている、ただそこが面白い奥が深いポーカー。
ポーカーで強くなるには戦略を実戦で練習しても良し、プロプレイヤーのプレイの仕方を見ながら研究するも良し。着々とポーカーの勝率を上げていきましょう!