このページでは、で遊べるゲームの一つ「ルーレット」について解説します。

「ルーレット」といえば、カジノで一番有名なゲームですよね!ただ、ルールはあまりよく分からない…という方は多いのではないでしょうか?赤や黒に賭ける以外にも、実はルーレットには様々な遊び方があります。

詳しくルールや賭け方を知ることで、カジノのルーレットをより楽しく遊ぶことができますよ!

この記事では、ルーレットの基本的な用語から、賭け方、流れ、ルーレットの種類、どう賭けたら勝ちやすいの?といったカジノのルーレットの情報を完全網羅!分かりやすい解説で初心者の方でも全く問題なくルーレットを楽しめるようになります。

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(ウィナーズクラブ管理人)

カジノのルーレットは、「ルールのわかりやすさ・勝ちやすさ・楽しさ」どれをとっても優秀で、初心者さんにぴったりのゲームです。一見難しそうに見えますが、一度覚えてしまうと簡単にプレイできるようになります!ぜひチャレンジしてみてください。

この記事のまとめ

  • カジノのルーレットは「投げ込まれた球がどの数字に止まるかを予想する」簡単なゲーム
  • 賭け方は「インサイドベット」と「アウトサイドベット」の2種類ある
  • ルーレットをプレイするなら控除率の低い「ヨーロピアンルーレット」がおすすめ
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この記事はおよそ 13分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう

目次 開く

カジノで使用するルーレットのテーブル
ルーレットの基本的な賭け方

インサイドベット(Inside Bet):数字のエリアに直接賭ける
アウトサイドベット(Outside Bet):数字のグループに賭ける
ルーレットの代表的な用語

オッズ(Odds)
ハウスエッジ(House Edge)
チップ(Chip)
ゼロ(Zero)
ネイバーベット(Neighbor Bet)
ルーレットの種類による控除率(ハウスエッジ)の違い

ヨーロピアンルーレットの控除率
アメリカンルーレットの控除率
フレンチルーレットの控除率
ルーレットはの中でも長い歴史がある

ルーレットは17世紀のフランスで生まれた
18世紀後半にアメリカに伝わった
19世紀初頭に現在のルーレットのルールができあがる
ルーレットのマナー
ルーレットのよくある質問
ルーレットのルールまとめ

ルーレットの基本ルール

ルーレットの基本ルール

カジノのルーレットの基本的なルールは非常に簡単で、「ルーレットに投げ込まれた球がどの数字に止まるかを予想する」というだけの明快なシステムとなっています。ここまではご存知の方も多いでしょう。

もう少しだけ基本ルールを詳しく説明すると、ルーレットの円盤(ホイールといいます)には1〜36の数字、そして「0」(「00」があるホイールもあります)が記されています。プレイヤーはゲームが始まるまでに、テーブルにどの色や数字が入るかを予想してチップを賭けます。

ゲームが始まり、ディーラーが球を転がします。ホイールの周りを球が何周かした後、ホイール目掛けて球が落ちてきます。そのボールが入ったポケットに書かれていた数字、もしくは色に賭けていれば「当たり」となり、賭けた場所に応じて配当がもらえる、というシステムです。

カジノで使用するルーレットのテーブル

カジノで使用するルーレットのテーブル
名称 説明
①ホイール(ウィール) ホイール(ウィール)とは、ルーレットで使われる回転盤です。
37個(ヨーロピアンルーレットの場合)のポケットにそれぞれ異なる数字が
書かれており、ここにボールを投げ入れて抽選します。
②ボール ディーラーが抽選時にホイールの中に投げ入れる玉のことです。
③チップ ベットするときに使うコイン状の道具です。
他のカジノゲームと異なり色によって価値が異なることから、
「ルーレットチップ」「カラーチップ」とも言います。
④レイアウト(テーブル) チップを置く場所です。
赤・黒やそれぞれの数字が書かれており、
プレイヤーは賭けたい場所にチップを置きます。
⑤マーカー 当たった場所を示す目印のことです。
ルーレットの抽選が終わったあと、ディーラーが当たった数字の真ん中に置きます。

まずは、カジノのルーレットの用語について解説します。ルーレットで使うテーブルには、ルーレット盤とベットエリアが描かれた場所があり、プレイヤーはこのテーブルを使ってプレイすることになります。

テーブルで使われる主な道具は、ホイール、ボール、チップ、レイアウト、マーカーの5つです。ちなみに、ホイールにボールを投げ入れたりするゲームの進行役は、ディーラーと呼びます。

ルーレットの遊び方と流れ

続いて、カジノのルーレットの基本的な遊び方について解説します。「詳しいチップの置き方」や「当たるとどれくらいの配当がもらえるのか」については、以降の項目で詳しく説明しています。

ルーレットをプレイする4つのステップ
  1. 当たりを予想してテーブルにチップを置く
  2. ディーラーが球を投入する
  3. ベットタイムが締め切られ、球がホイールに落ちる
  4. 配当の支払い

STEP1

当たりを予想してテーブルにチップを置く

当たりを予想してテーブルにチップを置く

ルーレットテーブルに着いたら、次に球が入る場所を予想してテーブルにチップを置きます。チップの賭け方は様々で、例えば「1」「36」など数字一点に賭けたり、「1〜6」といった範囲を指定して賭ける、「赤」「黒」など色に賭ける、と自由に賭けることができます。

STEP2

ディーラーが球を投入する

ディーラーが球を投入する

ディーラーは、プレイヤーが賭ける様子を見つつ、ルーレットに球を投げ込みます。ホイールを周回するように投げ込まれるため、球を投入してから結果が決まるまでは数十秒の猶予があります。球が投げ込まれた瞬間は、まだプレイヤーはベットしても構いません。

STEP3

ベットタイムが締め切られ、球がホイールに落ちる

ベットタイムが締め切られ、球がホイールに落ちる

ディーラーが「ノーモアベット」とコールすると、それ以降チップを追加する、もしくは減らしたりベットをキャンセルすることはできなくなります(においてはベットタイムが0秒になるとこの状態になります)。

やがて球がルーレットのホイールに落ちて、動かなくなることでゲームが確定します。

STEP4

配当の支払い

配当の支払い

結果が確定したら、ディーラーが清算を行います。まず、球が落ちなかった場所はチップが全て回収されます。その後予想が的中した場所においてはディーラーからチップが渡されます。予想が難しかった(当たる可能性が低かった)場所にベットしているほど、もらえる金額も大きくなります。

ルーレットの基本的な賭け方

ルーレットの基本的な賭け方

カジノのルーレットの賭け方には、大きく分けて「インサイドベット」と「アウトサイドベット」の2種類が存在します。簡単に説明すると、インサイドベットは直接数字に賭ける方法で、アウトサイドベットは数字ではなく赤/黒や奇数・偶数などグループ分けされた場所に賭ける方法です。

インサイドベットは当たりにくいけど大きな配当が狙える、アウトサイドベットは高い確率でコツコツ配当が狙える賭け方となっています。

初心者の方であれば、当たる場所が分かりやすいアウトサイドベットに賭けるのがオススメです。

インサイドベット(Inside Bet):数字のエリアに直接賭ける

インサイドベット(Inside Bet):数字のエリアに直接賭ける

インサイドベットの賭け方

  • ストレートアップ(Straight Up):1点賭け
  • スプリット・ベット(Split bet):2点賭け
  • ストリート・ベット(Street Bet):3点賭け
  • コーナー・ベット(Corner Bet):4点賭け
  • フォーナンバーズ・ベット( Four Numbers bet):4点賭け
  • ファイブナンバーズ・ベット(Five Numbers Bet):5点賭け
  • ダブルストリート・ベット(Double Street Bet):6点賭け

「インサイドベット」とは、0, 1, 2, …, 36 と並んだ数字自体にベットすることを言います。ベットした数字のポケットにボールが入れば当たりとなるため、当てるのは難しいですが的中した場合大きく稼ぐことができます。

また、1つの数字にしか賭けられないわけではなく、「4・5」といった隣り合う数字に賭けたり、「16・17・18」などの一列に賭けることも、「22・23・25・26」のように4つの数字に賭けることもできます。

ストレートアップ(Straight Up):1点賭け

ストレートアップ(Straight Up):1点賭け

ストレートアップとは、ポケットの数字1つに賭けることを指します。例えば「1」のストレートアップに賭ける場合は、「1」の真ん中にチップを置きます。倍率は36倍とルーレットの中で最も高く、一攫千金を狙う場合マスターしておきたい賭け方となっています。

スプリット・ベット(Split bet):2点賭け

スプリット・ベット(Split bet):2点賭け

スプリットベットとは、隣り合うポケットの数字2つに賭けることを指します。例えば「1・2」のスプリットベットに賭ける場合は、「1」と「2」の間にチップを置きます。倍率は18倍となっています。

隣り合う数字ならどんな組み合わせでもよく、例えば「3」と「6」のようなスプリットベットもOKです。ただし「9」と「10」など、テーブルで物理的に隣り合っていない数字にスプリットベットを行うことはできません。

ストリート・ベット(Street Bet):3点賭け

ストリート・ベット(Street Bet):3点賭け

ストリートベットとは、縦の一列のポケット3つに賭けることを指します。例えば「1・2・3」のストリートベットに賭ける場合は、「1」の左端にチップを置きます。倍率は12倍となっています。

こちらは「1・2・3」「16・17・18」などテーブルに描かれた通りの列にしか対応していません。「8・9・10」のように連番だけど一列にはなっていない賭け方をしたいという場合は、 8, 9, 10 のポケットにそれぞれ1/3ずつストレートアップで賭けると良いでしょう。

コーナー・ベット(Corner Bet):4点賭け

コーナー・ベット(Corner Bet):4点賭け

コーナーベットとは、1つの角を共有している(隣り合わせになっている)4つのポケットに賭けることを指します。例えば「1・2・4・5」のコーナーベットに賭ける場合は、1, 2, 4, 5が重なり合った角の真ん中にチップを置きます。倍率は9倍となっています。

フォーナンバーズ・ベット( Four Numbers bet):4点賭け

フォーナンバーズ・ベット( Four Numbers bet):4点賭け

ヨーロピアンルーレットのみベットが可能なフォーナンバーズベットは、0・1・2・3の4つに賭けることを指します。ファイブナンバーをベットする際は、「0」と「1」の間の左端にチップを置きます。0と1の真ん中にチップを置くと、0-1のスプリットベットとみなされる場合があるので注意しましょう。

なお、フォーナンバーズベットの配当は「9倍」となっており、コーナーベットと倍率は変わりません。

ファイブナンバーズ・ベット(Five Numbers Bet):5点賭け

ファイブナンバーズ・ベット(Five Numbers Bet):5点賭け

アメリカンルーレットのみベットが可能な「ファイブナンバーズベット」は、0・00・1・2・3の5つに賭けることを指します。ファイブナンバーをベットする際は、「0」と「1」の間の左端にチップを置きます。0と1の真ん中にチップを置くと、0-1のスプリットベットとみなされる場合があるので注意しましょう。

なお、ファイブナンバーの配当は「7倍」となっており、アメリカンルーレットの中で最も期待値の低い賭け方となっています。

なお、「ヨーロピアンルーレット」と「アメリカンルーレット」の違いについては、 後の項目で詳しく説明しています。

ダブルストリート・ベット(Double Street Bet):6点賭け

ダブルストリート・ベット(Double Street Bet):6点賭け

ダブルストリートベット(シックスウェイベット)とは、隣り合う2つの列、合計6つのポケットに賭けることを指します。例えば「1, 2, 3, 4, 5, 6」のダブルストリートベットに賭ける場合は、1-4のスプリットベットと混同されないように、「1」と「4」の間の左端にチップを置きます。倍率は6倍となっています。

アウトサイドベット(Outside Bet):数字のグループに賭ける

アウトサイドベット(Outside Bet):数字のグループに賭ける

アウトサイドベットの賭け方

  • ダズン・ベット(Dozen Bet):12点賭け
  • コラム・ベット(Column Bet):12点賭け
  • オッド・イーブン(Odd Even):奇数・偶数
  • ハイ・ロー(High Low):高い・低い
  • レッド・ブラック(Red Black):赤・黒

「アウトサイドベット」とは、数字自体に賭けるわけではなく、グループ分けされたポケットに賭ける方法です。

例えば「黒」に賭けた場合は、色分けされたポケットのうち黒の数字にヒットすれば当たりになります。「19-36」に賭けた場合は、ポケットの数字が19から36の間であれば当たりです。なお、いずれのグループにおいても、「0」や「00」が出ると自動的に負けとなります。

アウトサイドベットの配当は、原則として2倍〜3倍と配当が大きくない代わりに当選確率が高いので、コツコツ派の方におすすめのベット方法と言えるでしょう。

ダズン・ベット(Dozen Bet):12点賭け

ダズン・ベット(Dozen Bet):12点賭け

「ダズンベット」とは、12個ごとに区切られた数字にベットする方法です。

  • ファーストダズン…1〜12にヒットすれば的中
  • セカンドダズン…13〜24にヒットすれば的中
  • サードダズン…25〜36にヒットすれば的中

この3つに区切られているエリアの中で、どの数字がヒットするかを予想するのがダズンベットです。倍率は3倍となっています。

コラム・ベット(Column Bet):12点賭け

コラム・ベット(Column Bet):12点賭け

「コラムベット(カラムベット)」も12個ずつに区切られた数字にベットする方法ですが、ダズンベットと分け方が異なります。

  • ファーストコラム… 1, 4, 7, 10, 13, 16, 19, 22, 25, 28, 31, 34
  • セカンドコラム… 2, 5, 8, 11, 14, 17, 20, 23, 26, 29, 32, 35
  • サードコラム … 3, 6, 9, 12, 15, 18, 21, 24, 27, 30, 33, 36

3つの段(コラム)の中で、どのコラムの数字がヒットするかを予想する方法です。倍率は3倍となっています。

オッド・イーブン(Odd Even):奇数・偶数

オッド・イーブン(Odd Even):奇数・偶数

オッドとは「奇数(1, 3, 5, …, 35)」、イーブンとは「偶数(2, 4, 6, …, 36 ※0は含まない)」という意味があり、ヒットするポケットの数字が奇数か偶数かを予想してベットする方法です。倍率は2倍となっています。

ハイ・ロー(High Low):高い・低い

ハイ・ロー(High Low):高い・低い

ハイは19〜36、ローは1〜18の数字を表し、それぞれ大きい数字と小さい数字のうちどちらに入るかを予想してベットする方法です。倍率は2倍となっています。

レッド・ブラック(Red Black):赤・黒

レッド・ブラック(Red Black):赤・黒

0を除き、ルーレットは赤色と黒色で分けられています。順番としては赤色→黒色→赤色→黒色となっており、連続して同じ色のポケットはありません。

レッド/ブラックは、この赤色・黒色のポケットのうち、どちらに入るかを予想してベットする方法です。倍率は2倍となっています。

ルーレットの代表的な用語

ルーレットの代表的な用語

続いて、カジノのルーレットの代表的な用語について解説します。最低限これだけは覚えておくと便利、という用語を選んでいるので、そこまで難しい言葉は出てきません。などの記事にはこれらの言葉は注釈なしで出てくるので、意味だけでも覚えておくと良いでしょう。

オッズ(Odds)

「オッズ」とは、ベットした金額に対して、そのベットが的中した際にどれくらいの配当が払い戻されるかを表す倍率です。かなり混同されていますが、本来のオッズは「利益」の倍率であり、配当倍率とは異なります。

例えば、赤/黒の倍率は2倍と解説しましたが、本来のオッズは「1倍(1 to 1)」です。赤に1ドルをベットして的中した場合、もらえるお金は2ドルですが、利益は2ドル-1ドル=1ドルですよね。 このように、獲得金額からベット金額を差し引いた利益のことをオッズと呼びます。

ハウスエッジ(House Edge)

「ハウスエッジ」とは、簡単に言えばゲームに設定されているカジノ側の取り分です。例えばハウスエッジが5%のゲームであれば、全プレイヤーの賭けに対して、カジノ側は平均で5%の金額を取り分として、残り95%をプレイヤーに払い戻すよ、という仕組みになっています。

ハウスエッジの数字が低ければ低いほどカジノ側の取り分が少ない、つまりプレイヤーが勝ちやすいゲームであることが分かります。一般的なテーブルゲームではオッズが高いほどハウスエッジを高く設定している場合が多いのですが、ルーレットにおいてはハウスエッジは一定となっているのでコツコツ派の方も一攫千金派の方も遊びやすいゲームとなっています。

チップ(Chip)

「チップ」とは、ルーレットの賭けに使われる通貨です。プレイヤーは現金をルーレットチップに換えて、ルーレットをプレイし、終了した後は現金に戻すことができます。色によってチップの金額が異なり、プレイヤーは好きなチップを使ってベットすることができます。

ちなみに、ラスベガスやマカオなどの本場カジノでは、チップが混ざり合うのを防ぐためにプレイヤーによって色が異なるチップを使用します。この場合は事前に1チップあたりの金額を決めて利用するため、チップに額面金額は書かれていません。

ゼロ(Zero)

ゼロはもちろん数字の「0」のことですが、ルーレットにおいては「ハズレ」を意味します。ルーレットで「0」が出てしまうと、0にインサイドベットをしていたプレイヤーを除いては全てチップが没収されてしまうので、残念なエリアと言うことができます。

ちなみにテーブルによっては「0」が1個だったり「0」「00」の2個存在することもあります。もちろん「0」が1個の方がお得にルーレットをプレイできます。

ネイバーベット(Neighbor Bet)

ネイバーベット(Neighbor Bet)

ネイバーベットも勘違いされがちな用語の一つです。ルーレットの賭け方を解説しているサイトの多くが、ネイバーベットのことを固定化された賭け方の方法として説明していますが、本来のネイバーベットは「ホイールの近くにある番号全てに賭ける」方法そのものを指します。

例えば、ホイールで「0」の近くにある数字を探してみると、左隣に「3」と「26」、右隣に「32」と「15」があります。この「3・26・0・32・15」という0前後のポケットに賭けることを「ネイバーゼロベット」と呼びます。

アウトサイドベットの賭け方の欠点は、「最後の最後まで的中しているか分からない」という所です。例えば赤に賭けていた時、赤に止まりそうだったのに最後にちょっとズレて隣の黒に入るといったこともあるので、最後以外ワクワクしないというデメリットがあります。

しかしネイバーベットであれば、球が落ち始めた時にある程度当たっているかが分かるので、落ち始めた瞬間から球の行方が確定するまでワクワクできます。当サイトが推す賭け方の一つです。

ルーレットの種類による控除率(ハウスエッジ)の違い

ルーレットの種類による控除率(ハウスエッジ)の違い

ルーレットを遊ぶ上で一番損することが、「控除率の高いゲームでプレイする」ということです。これだけは覚えてからルーレットをプレイしてください。これを読み飛ばしてからルーレットをプレイしてしまうと、かなり損してしまう可能性が上がります。

カジノのルーレットには大きく分けて3種類あり、それぞれ「ヨーロピアンルーレット」「アメリカンルーレット」「フレンチルーレット」と呼ばれています。そのうち最もよく遊ばれているのが「ヨーロピアンルーレット」です。

フレンチルーレットとヨーロピアンルーレットには「0」が一つしかなく、対してアメリカンルーレットには「0」「00」という2つのゼロがあります。先ほども説明したように、ゼロに入るとアウトサイドベットは全てハズレとなってしまうため、ゼロは少ない方が絶対にお得になります。控除率においても非常に大きい差があるので、アメリカンルーレットでプレイするのは避けた方が良いでしょう。

各ルーレットの詳しい控除率については、以下の項目で解説します。

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ルーレットのハウスエッジ(控除率)|計算方法・種類別に比較

このページでは、ルーレットのハウスエッジ(控除率)について解説します。 そもそもハウスエッジとは何か?計算方法は?といっ…

ヨーロピアンルーレットの控除率

ヨーロピアンルーレットは、1〜36の数字に加えて「0」が1つあるので、37個のポケットで抽選されます。

控除率はこのように計算することができます。

控除率(%) = 100% – (配当金額の期待値 ÷ 賭け金)

ルーレットの控除率はどの賭け方でも一緒なので、例えば赤に賭けた時の控除率を計算してみましょう。

ヨーロピアンルーレットにポケットは37個あり、そのうち赤色のポケットは18個あります。そして、赤に賭けて当たった場合の配当は2倍です。

赤に1回賭けて当たる確率は、18 / 37(≒48.65%)となります。

赤の配当は2倍なので、配当金額の期待値は2 × 18 / 37 = 36 / 37(≒97.30%)

そのため、求める控除率は100% – 97.30% = 2.70% ということが分かります。

アメリカンルーレットの控除率

アメリカンルーレットは、1〜36の数字に加えて「0」「00」の2つのゼロがあるので、38個のポケットで抽選されます。

ヨーロピアンルーレットと同じように、赤に賭けた時の控除率を計算してみましょう。

アメリカンルーレットにポケットは38個あり、そのうち赤色のポケットは18個あります。そして、赤に賭けて当たった場合の配当は2倍です。

赤に1回賭けて当たる確率は、18 / 38(≒47.37%)となります。

赤の配当は2倍なので、配当金額の期待値は2 × 18 / 38 = 36 / 38(≒94.74%)

そのため、求める控除率は100% – 94.74% = 5.26% ということが分かります。

ヨーロピアンルーレットに比べ、アメリカンルーレットには倍近くの控除率が設定されていることが分かりました。アメリカンルーレットだけのプロモーションなどがない限りは、アメリカンルーレットには触らない方が良いでしょう。

フレンチルーレットの控除率

※オンラインカジノで「フレンチルーレット」と検索すると、大抵の場合はフランス語で遊ぶことのできるヨーロピアンルーレットのことを指します。この項目で説明しているフレンチルーレットをプレイする場合は、「ラパルタージュ(la partage)ルーレット」と検索してください。

フレンチルーレットとは、赤・黒や奇数・偶数など、当たると2倍になるベットを行って「0」に入った場合、賭け金の半分が戻ってくるシステムが導入されているヨーロピアンルーレットです。これを「ラパルタージュ」ルールと言います。

上記と同じように、赤に賭けた時の控除率を計算してみましょう。

フレンチルーレットにポケットは37個あり、そのうち赤色のポケットは18個あります。そして、赤に賭けて当たった場合の配当は2倍です。

加えて、「0」のポケットは1個あり、当たった場合の配当は0.5倍です。

赤に1回賭けて当たる確率は、18 / 37(≒48.65%)。0に当たる確率は、 1 / 37 (≒2.70%)となります。

赤の配当は2倍、0の配当は0.5倍なので、配当金額の期待値は2 × 18 / 37 + 0.5 × 1 / 37 = 36.5 / 37(≒98.65%)

そのため、求める控除率は100% – 98.65% = 1.35% ということが分かります。

これにより、フレンチルーレットの控除率が最も低いことが分かりました。

ヨーロピアンルーレットよりフレンチルーレットの方をプレイすべき! と言えますが、フレンチルーレットは台数がかなり制限されていたり、ベット額の上限が低く設定されているため、見かけたらラッキー! という感じでプレイすると良いでしょう。

ルーレットはカジノゲームの中でも長い歴史がある

ルーレットはカジノゲームの中でも長い歴史がある

ルーレットはホイールを使う進歩的なゲームのため最近できたものかと思いきや、300年以上前には成立していた意外とカジノゲームの中でも長い歴史を持つテーブルゲームです。そこには有名な哲学者や歴史で習う重要人物が登場するなど中々面白い経緯があります。次の項目では、ルーレットの歴史について紹介します。

ルーレットは17世紀のフランスで生まれた

ルーレットは17世紀、フランスで生まれたとされています。自然哲学の分野で多大なる業績を残したブレーズ・パスカルは、ルイ14世が好んだ「ホカ」というゲームに着想を得て、エネルギーが無くとも動く装置・永久機関を作るための一環としてルーレットの原型となる機械を作りました。熱力学の発達により永久機関自体は不可能であることが分かったものの、研究の一環で作られたルーレットはヨーロッパを中心に人気を広げていくことになります。

18世紀後半にアメリカに伝わった

1700年代の後半になり、アメリカはイギリスから独立を勝ち取ることに成功します。ここからヨーロッパの上流文化であるがどんどんアメリカに流れ込むことになり、18世紀終盤にはルーレットもアメリカに渡ることになります。

その頃ヨーロッパにおいても「0」「00」を使ったダブルゼロルーレットが盛んに利用されており、アメリカも同じホイールを利用していました。ちなみに初期のアメリカンルーレットにおいては、1〜28の数字と「0」「00」そしてアメリカの自由の象徴とされる「アメリカンイーグル」の図柄があったそうですが、還元率がとんでもなく低くなるということから全く人気がなくイーグルは消えていったようです。

19世紀初頭に現在のルーレットのルールができあがる

19世紀には、ルーレットはヨーロッパとアメリカ全土に広がり、最も人気のあるカジノゲームの一つとなりました。

1843年にドイツでシングルゼロのルーレットホイールが導入され、それがモンテカルロを中心に広がったことから、ヨーロッパではシングルゼロのルーレット、アメリカではダブルゼロのルーレットが主流になったとされています。

ちなみに「ルーレット」とは、小さい車輪を意味するフランス語から名前が付けられています。

ルーレットのマナー

ルーレットのマナー

ルーレットをオンラインカジノで遊ぶ分にはマナーを気にする必要はありませんが、ランドカジノでプレイする際はある程度マナーが決まっています。ランドカジノにおけるルーレットのマナーについてまとめて解説します。

ルーレットチップの交換

ルーレットでは「ルーレットチップ」という、それぞれのプレイヤーによって色が分けられたチップを使っています。このルーレットチップには金額が記載されておらず、他のゲームで利用することはできません。

そのため他のゲームに移動する際は、必ずルーレットチップから一般的なカジノチップに両替してもらってください。

払い出しが終わるまではチップに触れない

ルーレットで結果が確定した後も、ディーラーが払い戻しを済ませるまではチップを触らないようにしましょう。ディーラーはハズレとなるチップを回収し、それぞれのプレイヤーに払い戻しを済ませます。

不正を疑われないためにも、次のゲームが開始されるまではチップには安易に触らないようにしてください。

ベットタイム終了の合図は厳守する

「NO MORE BET」と言われたら、ベットを追加することはもちろん、変更やキャンセルもできません。数秒程度なら見逃すカジノもあるにはありますが、繰り返しているとテーブルからつまみ出される場合もあります。

ディーラーがボールを投げたら、そこから数秒以内にベットを終了する癖をつけておきましょう。

ルーレットのよくある質問

ルーレットとはどのようなゲームですか?

ルーレットとは、次に球が入るポケットの数字や色などを予想して、好きな場所にベットするゲームです。ベットしたポケットが自分の賭けている数字や色だった場合は、配当を獲得することができます。ちなみに「ルーレット」はゲームそのものの名前であり、ルーレットで使われる回転盤の名前は「ホイール」です。ただ、日本においては回転する円盤を使ったゲームのことを全てルーレットと呼ぶ流れがあります。

ルーレットにはどのような種類の賭け方がありますか?

ルーレットの賭け方は、当たる数字を直接予想する「インサイドベット」と、ポケットの色が赤か黒か、数字が奇数か偶数かなどグループ分けされたエリアに賭ける「アウトサイドベット」の2種類があります。インサイドベットにも1点掛け、隣り合う2ヶ所に賭ける、一列に賭けるなど様々な賭け方に分かれています。

一般的にはインサイドベットの方が当たりにくいものの的中時に大きな配当が来やすく、アウトサイドベットの方が配当は小幅なものの的中しやすいです。どちらも控除率は変わらないので、お好きな方に賭けるのが良いでしょう。

ルーレットで勝つためにはどうしたらいいですか?

ルーレットは前回の結果が今回の結果に影響されない独立事象なので、前の結果を受けて次にどのエリアにヒットするかを予想することは困難です。そのためルーレットで勝つためには、「賭け方」や「資金管理」を工夫することによってコツコツ利益を積み重ねる必要があります。

特にルーレットには非常に多くの賭け方があり、勝率が90%を超えるや勝率の高いベットを繰り返して7倍以上の配当を稼ぐわらしべ長者法などが利用できます。プレイヤーの好みに合わせて使うと良いでしょう。

ルーレットにイカサマはありますか?

数十年以上昔は、ルーレットのディーラーは狙ったスポットの周辺に球を入れることが出来た…と言われています。しかし今はディーラーはルーレットのホイールを見ずにボールを投入し、また昔よりスポットの溝が深くなったことで跳ねやすくなっています。

また、そもそも球を投げ入れてから数秒はまだ賭けることができるため、ディーラー側でイカサマをすることはできません。そもそもディーラーがイカサマ出来るということは、そのディーラーを味方につければプレイヤーが不正し放題なので、カジノ側から採用されないと考えられます。

ルーレットのルールまとめ

300年以上の歴史を誇るカジノのルーレットは、全世界でプレイされている人気ゲームの一つです。ルール自体は非常に簡単ですが、ルーレットのスタイルにも賭け方にも様々な種類があり、どんなプレイヤーでも楽しめるゲームとなっています。

また、どんな賭け方をしても控除率は一定なので、コツコツ派から一攫千金狙いの方まで平等にチャンスのあるカジノゲームと言えるでしょう。

やブラックジャックと比べて覚えることが非常に少ないので、テーブルゲーム初心者の方はまずはルーレットからプレイしてみてはいかがでしょうか?ルーレットをマスターすることができれば、他のテーブルゲームも楽しめるようになりますよ♪

投稿者 eldoah